ところが官道脇の標識なので、街道沿いの見晴らしのいい所、左右に曲がる地点などの要所要所に目立つように大きな石が置かれたはずなのですが、立石様の近くには街道のような大きな道路が見当たりません。
また、『江戸名所図会』や『雲根志』などの江戸時代の書籍を見ても、「寺の境内にあり」とか「寺の畑の中にあり」という記述はありますが、道しるべだとしたら
当然あってもいい街道(官道)の記述が見当たらないのです。
もちろん古代の話なのですでに道路がなくなってしまった可能性がありますが、
何らかの痕跡が残っていてもいいのですがそれが見受けられないのです。
街道沿いに置かれた道しるべとしての石
