平安時代に京都で天皇や有力貴族に仕えていた安倍晴明が、わざわざ武蔵国まで来るわけないじゃないかと誰もが思うでしょうが、そのことを見越してか、神社
境内の掲示板には晴明創建についての特集が組まれた雑誌の切り抜きが貼ってありました。

それによると、「式神を使って空を飛んでこの地にきた」という超人説のほかに
晴明の治水祈祷を引き継いだ民間の陰陽師たち中川の洪水封じのために結界を張り熊野神社を創建し、権威づけるために晴明が創建したという伝話を作ったのではないかというものでした。

現代の常識から考えると、後者の説の方妥当のように思えます。