前にあげた『雲根志』にも次のような話が載っています。

「立石様は大地の底から生えていて、地面から下に大木のような根が張っている。
ある時、物好きが集まって石の根を見ようと土を掘り起こしてみると、言い伝えどおり黄色い木の根の形をした石が土の中に広がっていた。
すると、それが突然震動し、状況が分からなくなり、手伝った人たちはみんな病気になってしまった。 そこで、それ以後この石の根を掘ることを禁じた

立石様の祟りを恐れてか、もしくは畏敬の念を抱いてか、現在でも結界内の
発掘調査はされていないようです。