すぐにはご利益が出ない理由 その３

お願いしてから、神仏が目に見えない世界でいろんな準備や手配をしてくださるのかもしれませんが、大きな寺社の場合すぐにご利益をいただけることはまれで、
個人的にも社会的にもベストなタイミングで成就させてくださるようなのです。


数カ月ぐらいのスパンで結果が出るような願い事は、すぐに結果が出なくてもせめて月に１・２回の割合でも参拝を続けると、“おみくじ”とかによってご利益が出てくるタイミングがわかるかもしれません。

頻繁に参拝している人がご利益を受ける確率が高いのも、それだけ強く願い続けているということもあるでしょうが、常に神仏にアンテナを向けているのでご利益が出るタイミングをキャッチしやすいからだ、とも言えなくはないと思います。


また、成就するのに数年かかるような事柄は、本人もお願いしたことを忘れた頃に叶っている場合が多いようです。


ご祈祷してもすぐ叶わなかったり、おみくじで悪い結果が出たりすると、「自分の願いは叶わないんだ」とか、「やっぱり神様なんていないんだ」とか思いがちですが、じつは叶えられないのではなくて、一番いい時期に自然な形で整うようにしてくださるのです。

そして、神仏が功徳をくださるときは、きっかけが生れるまでは少し待ち時間が
必要ですが、いったんご利益が出始めると、あれよあれよという間に話がどんどん進んでいき、一気に成就まで辿りつくようです。