非業の死をとげた人の祟りを慰撫し、鎮魂するための“御霊信仰(ごりょうしんこう)”の御霊として将門公を神田明神にお祀りしてあるならば、今も祟りが続いているのはおかしいのではないか?と思われそうです。


しかし、今も祟りが続いている首塚は、平将門公の首級と遺体が合祀されている
墓所なので、将門公が祟るというよりも、墓所を守っているご神霊やご眷属が、塚を荒らしたり、不敬を働こうとするものに祟りを与えて、将門公の遺体を守っているのではないでしょうか。



神田明神随神門