境内は森閑としていて、時折常連の参拝者らしき人が社務所でお供えものの大根や生花を購入し、本堂の石段を上がっていきます。

ところが、あっという間にその人の姿が境内から見えなくなっているのです。

そして、ふと気がつくと、別の参拝者が本堂前に忽然と現れているのです。

不思議に思い近づいていき、よく目を凝らしてみて、やっとその理由が納得できました。

実は、本堂の扉が自動ドアになっていたのです!

荷物と大根を両手に抱えていても、中に入ってお供えできるように、との配慮なのでしょう。

それでも、初めて参拝したときに本堂内まで入るのは結構勇気がいるものです。

自分の場合、お賽銭箱の前の参拝で失礼しました。