誰に歌ってんの？

彗星と流星群がくるって聞いて､
ﾄﾞｷﾄﾞｷしていたのに
この曇り空｡
星が見えない｡
涙で視界が曇ってるんじゃないよ!
ｳｯﾌﾟｽ!こんばんは松岡です｡


水曜はオペラの授業です｡

素晴らしい先生方にみっちり教えて頂ける､楽しい音楽の時間です｡

今日もみっちり!指導して頂きました｡
色んな名言が飛び出す飛び出す｡
メモしきれない｡

前の授業では

・女は一色ではいけない｡
　何色も使い分けられる女こそがいい女である｡
・女は悪い男が好き｡
　いい人で優しいﾄﾞﾝｼﾞｮｳﾞｧﾝﾆには誰も騙されない｡
・発声とはその人そのものである｡
　性格がそのまま表される｡
・歌はう●こだ!詰まるな!
　出ちゃったもんをどうこうしようとすんな気持ち悪いだろそんなん!


というお話があり､
わたしは一週間､それについて考え続ける訳です｡


今日いちばんわたしの心に刻まれたのは､

誰に歌ってんの？

です｡
わたし､誰に歌ってるんだろう｡

今のわたしは､
お客さんにも､相手役にも､先生にも､自分自身にも､歌ってない｡

自己満足の歌ですらない｡
恐々声を出してみているだけ｡


歌いたいの？

歌いたいです｡


そう答えるのにも言葉が詰まり､
それだけで涙が出る｡


また考え続ける一週間が始まります｡

考えるだけじゃなくて､
外へ､前へ､出さなくちゃ｡
わたしを､主張しなくては｡


こうしてわたしは､歌ばっかりの毎日を送っています｡

よしゃ!頑張ろ｡


最後に
最近食べたおいしいものの画像のせときます｡



ｶﾞｽﾊﾟｰﾙｻﾞﾝｻﾞﾝで食べたｸﾞﾚｰﾌﾟﾌﾙｰﾂプリンです｡

おいしかったよー!
ご飯もおいしかったよー!
すごい素敵なお店だったよー!

ｶﾞｽﾊﾟｰﾙとﾘｻもかわいかったよー!

淀むものの深みに流れていくものがある

湛えるものの底に溢れようとするものがある


今日､ちょっと､寒すぎません？
９月の終わりにしてトレンチコート着ました
こんばんは松岡です｡


授業､始まりました｡


大学院生活も､残すところ､あと半期｡

ひょー｡
は､早すぎる‥!

ずっと足踏みしてるか
行ったり来たりを繰り返して過ぎた1年半だったようにも思えますが

残りの実質４ヵ月を
精一杯頑張っていきたいと思います｡

まぁ､卒業出来たらな!


９月のまとめということで
画像あげときます｡


その①
オリエンテーションの日にもらったウィーン土産｡



モーツァルトチョコ!
THE･ウィーン土産!
因みに中にはうぐいす色の何か(チョコ)です｡
甘すぎるあの味が癖になりそうですが
２個が限界です｡


その②
夏の終わりの鴨川｡



寒冷前線と温帯前線がせめぎあっている真っ最中です｡
この雨のあと､京都に秋がきました｡
今年の夏が暑すぎたこと
まだ忘れてないけど､
もうなんか､遠い｡


その③
中秋の名月｡



美し過ぎた｡
三条通りで観光客に紛れて携帯とにらめっこしてたわたしはきっと
口あいてた｡


その④
ｸﾘｽﾋﾟｰｸﾘｰﾑﾄﾞｰﾅﾂ!



お土産で頂きました｡
ドーナツってなんでこんな
幸せな気持ちにしてくれるんでしょうね｡
おいしかったー!
なんか､リッチな感じがしました｡
頂き物だからかなー｡
明日､京都店オープンらしいです｡近所です｡
これから気軽に食べられると思うと嬉しすぎる｡


秋といえば､
わたしは断然
食欲の秋です｡

夏にばてまくりで落ちた体重を取り戻します｡

おいしいものばかりで
これから嬉しい季節です｡


いや､
いやいや､

秋､といえば､

芸術の秋｡


秋の午後､オペラハイライトの鑑賞はいかがですか｡


以下ご案内です｡


クロックタワーコンサート
～京都大学と京都市立芸術大学による交流の午後～
アフタヌーン・オペラハイライト

日:11月７日(日曜日)
開場:14時30分
開演:15時
(17時頃終演予定)
於:京都大学百周年記念時計台内記念ホール
出演:京都市立芸術大学大学院声楽専攻生､教員
入場無料(要整理券)

W.A.ﾓｰﾂｧﾙﾄ作曲｢ﾄﾞﾝｼﾞｮｳﾞｧﾝﾆ｣よりハイライト､
ﾌﾟｯﾁｰﾆ作曲｢ﾗ･ﾎﾞｴｰﾑ｣よりハイライト､
ﾋﾞｾﾞｰ作曲｢ｶﾙﾒﾝ｣よりハイライト

わたしは､｢ﾗ･ﾎﾞｴｰﾑ｣のﾐﾐを演じ､歌います｡

よろしかったら是非!
芸術で秋しましょうー!


整理券をご所望の方はご連絡くださいませ｡
よろしくお願い致します!

わずかに光る尊厳の放棄

漸く秋の匂いを感じる頃となりました｡
陽が沈むのもすっかり早くなり
少しだけ長く感じられる夜､
皆様いかがお過ごしでしょうか｡

しかしまだ日中の日差しの強さは健在で
日曜日､一日中自転車に乗っていたら
更に真っ黒に日焼けしてしまいました｡
特に首筋真っ黒｡
こんばんは､松岡です｡

やっと､やっと､
この夏のいちばん大切だったことが終わりまして
安心､
はしてないけれど､少なくとも不安からは解放されています｡


長かった夏休みも､残すところあと1週間余り｡

正直､あまり練習出来ていないし
残りのお休みは､
実技の勉強に専念しなくてはなりません｡

とか言いながら､だらだらしてしまう｡

しかし暇というのは罪ですね｡
いろんなことがとめどなく頭を過り
なかなか去ってはくれない｡
何もしないでいると悩み疲れるので
こんなときは読書に限る
と
本ばっかり読んでます｡

いい加減､お休みに厭きてきました｡
早く後期始まってほしい｡

暇だから､じゃないけれど､
このところ罪と罰について､
それから人間の尊厳について
考えています｡

考えるというよりも
漠然と､思う､に近い｡

考えたところで､それはわたしの想像の域を出ないことで､
なんていうか､だんだん自分の傲慢さに
うんざりしてくるのです｡

何も分かっていないなわたしは｡
分からないことだらけだなわたしは｡

少なくともそのことはしっかり自覚して
生きていきたいと思います｡

うん!

突然ですが､

わたしの大好きな詩をご紹介します｡


茨木のり子｢自分の感受性くらい｣


ぱさぱさに乾いてゆく心を
人のせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを
暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ



わたしを守れるのは､
そしてわたしに責任があるのは､
わたしだけ｡



またも突然ですが､
最近海に行きました｡

こっちが瀬戸内海で



こっちが日本海｡



同じ海でもこうも違うのかと感じます｡

瀬戸内海は
瀬戸の花嫁のイメージ｡
穏やかに大波小波が弛む感じ｡
いいことありそう!

日本海は
船越英一郎か片平なぎさが犯人を追い詰めるイメージ｡
荒波ざっぱーん､岩を砕く｡
事件の匂いがします｡


どちらの海も
そのときのわたしの心情にまさしく重なって､
わたしの感受性を濡らしました｡

この海を､
今年の夏を､忘れない｡