思い出の場所とその頃の夢 | ISBIT DAIKANYAMA

思い出の場所とその頃の夢

こんにちは、広報の大山です。
早いもので、8月も気づけば終わりに差しかかりましたね。
素敵な夏の思い出はできましたか
ISBITでは秋の新作が続々と入荷中です
是非お店に遊びにいらっしゃってくださいね

今回の『思い出の場所とその頃の夢』は、代官山店スタッフの瀬野さんと
樋渡さんをご紹介します。
雑誌スナップでも常連のお2人。いつも素敵なコーディネートを提案してくださいます



みなさん、こんにちは。代官山店の瀬野です。

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私の思い出の場所は、「京都」です。
京都といっても、京都市美術館で、横山大観の展覧会が開催されており、観に行った時のことです。
当時私は大学を辞め、絵の予備校で毎日絵の勉強をしておりました。
当時の夢は「絵で生きる」ということ。
大きな夢ですが、当時まだまだ絵が下手で、日々の中で落ち込むこと、絵が嫌になってしまうこともありました。それでも、毎日必死でした。

そんな時、この展覧会を観に行きました。
細部まで描かれた、孔雀の羽、動き、躍動感…
ここまで鳥肌が立ち、言葉を失ったことはありません。
目の当たりにした時、それまでの不安や、悩み、すべてがふき飛んでしまいました。
私も人にこんな感動を与えられるようなものを描きたい、心から感じられる 絵 を 描いてみたい…

今でもあの時の気持ちは忘れません。
そして今も私の中で息づいています。
今、少しではありますがISBITで、絵を描かせて頂く機会を頂いております。
本当に嬉しく、この出会いを幸せに感じ、日々努めています。

「夢は夢で終わらせるのではなく、それに向けてのひたむきな努力、
その取り組みが大切である」

当時のことを、そう思います。





みなさん、こんにちは。代官山店の樋渡です。

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私の思い出の場所は前職の職場『小学校』です。
ISBITに入社する前、私は小学校で嘱託として3年間勤務していました。低学年の算数の先生として勤務していましたが、そこでの3年間は語り尽くせないほど多くのことを学び、経験しました。

子どもは素直でとても敏感なので、私の心の機微をすぐに読み取ります。
また、私に対して直球でくるので、傷つくこともありますが、子どもに気づかされる事が本当に多くありました。
そこでの私の夢は『人を思いやる心をもってもらうこと』、『他人の立場に立って物事を考えること』、『自分がされて嫌な事は決して他人にもしないこと』この3つができる子どもに育てることでした。

また、私自身も子どもたちのお手本になるような行動をしようと心がけていました。当たり前のことほど疎かになってしまうことがあるので、私がしっかり見本となろうと努めていました。

しかし、この夢が叶ったかどうかはすぐにはわかりません。何年、何十年かかるかもしれないですし、きっと私の目では見ることは出来ません。
それでも、子どもたちの成長過程に関わるにあたり、子どもたちの健やかな成長が私の夢になりました。私自身も成長させてもらった小学校は、一生忘れられない素敵な時間を過ごさせてくれた大切な思い出の場所です。