ラスベガス研修レポートvol.4 | ISBIT DAIKANYAMA

ラスベガス研修レポートvol.4


ラスベガス研修レポート

中村 よしみ


2009年3月1日~8日、ラスベガスへ研修に行かせて頂きました。
秋メイン展に向け、更なる飛躍をする為に、
ものを作る人として、世界的な規模を体感し、もの作りに行かせる部分を吸収し、
他にはない打ち出し方、喜んで頂ける方法を学んでこようと思いました。

初めは、ラスベガスという街は話で聞く大規模な展示会やカジノのイメージが強く、
正直どんなところなのか興味深い街でした。


長いフライトの後、飛行機を降りてすぐ、看板のネオン、スロットの台が目に入りましたが、それは、これから見る世界の始まりでしかありませんでした。



ホテルに到着した瞬間、想像以上の空間、装飾に驚きを隠せませんでした。
まずはホテルの4000室以上もある大きさ、
イタリアを思わせる入り口、開放的なフロントに色とりどりの天井、そしてカジノ。


まず初日はガイドの方に、時差ボケ防止にと進められた「イルミネーション観光」に参加しました。
そこでは、危険地域と言われているダウンタウンにある「ストラストフィアタワー」や
「フリーモントストリート」を回れるツアーで夜も昼と変わらない活気のあるラスベガスと綺麗な夜景、30mもあるアーケードに映し出される光の映像を見ることができました。

すべての壮大さに圧倒されながら過ごした初日でした。


翌日、ホテルの外に出た瞬間、ラスベガスという街全体を目の当たりにし、
実際見て、感じて、思いました・・・
まるで壮大なディズニーランドの世界に飛び込んでしまったかのようで、
ここは夢の世界だと。
 


どこのホテルも距離感もわからなくなるような大きさで、
パリ、ニューヨーク、エジプト、ヴェネチアなど、それぞれがコンセプトが明確で、
2日に渡りホテル巡りをしました。



ルクソールはピラミッド型のホテルにスフィンクス、パリスの外には、エッフェル塔や凱旋門、ニューヨーク・ニューヨークの前には自由の女神やマンハッタンをイメージしたホテルが並んでいました。


そのホテル独自のショーやイベントなどがあり、
その規模は想像以上に本格的で、高揚しました。
私達の宿泊した「BELLAGIO」は、ホテルの前にはイタリアのコモ湖を模して造られた湖があり、
そこで噴水ショーを開催していました。

夜のライトアップをしながらの噴水ショーはとても壮麗なパフォーマンスショーで、
曲と共に奏でる水のリズムに圧倒され、誰もが無言で見入ってしまう程でした。



他にも、ミラージュで行われる火山噴火ショーでは30mにも及ぶ噴火の迫力や熱を体感し、
ITトレジャーアイランドで行われる海賊船バトルのショーでは
大砲、放水、爆発など派手な演出とダンスに魅了されました。



ミラージュの中にはイルカのプール、ライオン・タイガーの敷地などがあり、
マンダレイベイには、シャークリーフという水族館が併設されていたり、
MGMグランドには、ホテルの一角にガラス張りでライオンが飼われていたりと、
想像を絶する通常のホテルの規模を超えた演出に圧倒されました。



そして、東京お台場にある”ヴィーナスフォート”の基となったと言われる
フォーラムショップスにも足を運び、人気ブランド専門店を回りながら、
館内の古代ローマの雰囲気と、天井の青空を見ながら連なるショップをリサーチをしました。
ヴェネチアンでは、ショッピングエリアに木の妖精のように変装した人が歩いていたり、
人による銅像のパフォーマンスがあちらこちらで見られました。



ラスベガスという街は、現在の経済不況とは無関係で、
年間でホテルの満室状況が80%~90%ということでした。


現在建設中のホテルも多く、これからも発展して行くのだろうと感じざるを得ない場所でした。
それも、街全体を統一させているだろう誰かの存在の大きさ、
夢を与える場所としてのエンターテイメントの質の高さは、
どこにも負けないものだろうと感じます。
 


そして、この本場ラスベガスで観ることのできた「O」は、
私の中で、今まで感じたことのない種類の感動をもらいました。
あの、観客との一体感、人を喜ばせる為の演出力、
限られた中での想像を絶するパフォーマンスは、本当に素晴らしかったです。


今の私の環境の中で、そこを再現したい、もしくは同じような感動を与えたいと心から思いました。


この世の中でこんなに人を楽しませ、感動させ、心を動かすもの。
これからの時代はこれだと確信しました。
今後、必ず活かしていきたいです。



今回、パワースポットと言われるグランドキャニオンにも行ってきました。
自然の壮大さを実感し、驚異を同時に味わいながらも、自分の小ささを身にしみて感じました。
私達は生かし生かされている。
ここにもエネルギーの循環が存在し、共存し、生きていることを改めて考えました。



今回の研修は4人ともセクションが違い、通常業務ではあまり関わりにくいメンバーでしたので、
新たなコミュニケーションや信頼関係が生まれ、
セクションを超えた部分での良い関係性が築けたと思います。
 

この機会を与えて頂きました社長に感謝し、必ずこの経験を生かして行きます。