guardian便り | ISBIT DAIKANYAMA

guardian便り

こんにちは。
ISBIT guardian企画の平野です。
風も冷たくなり、すっかり秋の匂いの季節になりましたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今回は、私が定期的に行っている事の一つと そこから学んだ事をご紹介致します。

それは、お花を生ける事です。

今日も二輪、デスクの前に飾っています。
(これは私ではなく益子ディレクターが生けてくれたものですが...)

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以前、ほんのちょっとだけなのですが華道を習っていた事がありました。

そのとき学んだ事は、華道では「間」を大切にしているという事です。

どんなに材料が少なくても、生け方次第でそのお花の何倍もの大きな空間が出来上がります。
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先生が生けるお花には、優しさとともに絶対的な存在感があり、とても感動した事を覚えています。

さて、この「間」ですが、これは日本独特の観念と言われています。
外国人に「間」を説明するのはなかなかむずかしいといわれます。

「間」は説明するのはむずかしいけれど、たいていの日本人は「間」を程度の差はあれ、理解しているのでは無いでしょうか。

だから、「間」に関する言葉がたくさんあるのでしょう。

間合い
間に合う
間抜け
間をもたせる
間違う
間際  
     など・・・。

華道の他にも絵画にも「間」の観念が見られます。

西洋の絵画のように画面を塗りつぶさずに、余白の「間」を残す。
何も無い空間があってはじめて、そこからイメージが膨らんでいく。

ISBITguardianのお洋服は、シンプルで着回ししやすいアイテムを毎シーズンお作りしております。

私はそんな絶妙な「間」の技術をもった日本人としての感覚を、ISBIT guardianのお洋服にも活かし、
シンプルな物ほど細部までこだわりぬいて作成していきたいと思っています。




最後に、是非皆様にもお花を生けてみる事をおすすめします。

帰り際に通りかかったお花屋さんでふと目に留まった一輪だけでも構いません。
一輪飾っているだけで、お部屋の空気が変わります。

また、お花を生け、楽しむことで、花のエネルギーを十二分に吸収していると実感できます。
生けるとき、「こうかな?ああかな?」と生けていって、
それがすごくうまくいった時「ああ、すてきだな」というプラスの感情が
体にとても良い影響を与えくれていると思います。

是非お試し下さい。

それではまた・・・。