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修心流居合術兵法の整理

業の解釈の違いから起こる流派内での分派や、指導員による誤まった指導法などを防ぐべく、また、創流した修心流居合術兵法を後世に残す意味でも、そろそろ稽古体系を纏め上げる必要性を感じている。

正直、膨大な術理を文字で纏め上げるのは面倒な作業ではあるが、今日から徐々に行うことにした。

以下は現在纏め始めた修心流居合術兵法のバイブルの序文である。




修心流居合術兵法 形目録 平成28年3月制定

初伝形全十一本
 一、 前敵 – ぜんてき
 二、 左敵 - さてき
 三、 右敵 - うてき
 四、 後敵 - こうてき
 五、 八重垣 - やえがき
 六、 請流 - うけながし
 七、 介錯 - かいしゃく
 八、 附込 - つけこみ
 九、 月影 - つきかげ(順・変・斬・間)
 十、 追風 - おいかぜ
十一、 抜打 - ぬきうち


初伝形における敵との間合は、己と敵との軸位置を基準とし、およそ畳縦一畳、つまり一間(1.1818メートル)である。
刀に手をかけ、抜刀するまでの動き、各身体捌きにおいても、修業の段階に応じて、初伝、中伝、奥伝の三種にわけて稽古する。そのため、初伝の抜きにおいては、一見無意味と思われる所作もあるが、勝手に省略することなく全ての所作を従順に行う必要がある。
初伝の身体捌きにおいては、左手、右手、下半身と、各動きを丁寧に行うが、これが中伝、奥伝となるに従い、自ずと動きは省略されるので、初伝で身につけた動き全てが一番重要な動きであることを念頭に置かれたい。

正座時に背筋を正し、L字に座することを専ら良しとする傾向があるが、この座り方は間違いである。理想的な正座とは、膝頭と両足拇の中心位置に己の軸を安定させ座するものであり、側面から見ると、頭は折り曲げた足の中心に来る。つまり、筆記体のL字になるのが正しい。この姿勢で座すると、前後左右から少々押されようと容易には崩れない。更には相手が押し倒そうとする瞬間に胸で息を吸うことによって、相手が押してくるベクトルの向きを変えることができ、押し倒そうとする相手の方が体勢を崩すこととなる。

修心流居合術兵法の稽古法は、対一人敵ではなく、所作の一つ一つの動きの中で、常に複数の敵に腕や足を掴まれる窮地を想定して行う。故に必ず相手の軸を制して崩すことを念頭に置くべし。




一番最初に制定した日付を設けたのは、今後も形に改編を加えるかもしれないからだ。
纏め上げたあかつきには、冊子とし、自筆で清書したものを巻物にして、代を継ぐ者に正統継承者の証として伝えて行きたい。

できることなら実子や孫と言った血縁で守り伝えて欲しいと願う。







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