本部道場定例稽古 2016.03.20

昨日の本部道場定例稽古
前半は居合形を。
・初伝形
・中伝形
普段は初心者向けに初伝の抜き(修心流では初伝の形を、同じ形でも、初伝の抜き、中伝の抜き、奥伝の抜きの三段階に分けて指導しています。)でお手本を示すのですが、この日はなんとなく、気分的に奥伝の抜きで示しました。
初伝の抜きとは若干異なる上に、抜きも捌きも速いので、初心者はちょっと戸惑ったかもしれませんが、初心者にいきなり奥伝の抜きをさせるわけではなく、初心者は初伝の抜きで丁寧に抜かせます。
上級者のみが奥伝の抜きを真似て稽古するわけですが、なかなか思うようにはできなかったようです。
例えば… 初伝形六本目『請流』では、世間一般の英信流のように、左足を立て、立ち上がるようにして身体を捌きますが、考えても見て下さい。
相手は頭部目掛けて振り下ろしてくるのに、不意を突かれた時にはそのような対応では斬られてしまいます。
ですから、奥伝の抜きでこの形を抜く際には、立ち上がることなく刀を受け流すわけです。
これを下手がすると必ず鞘を割るか、上方に抜きかけてしまうものですから、右手の指を切り落とされてしまうか、頭に切り込まれてしまいます。
敵が振るう太刀と自分の頭との距離を、如何に保ったまま身体を捌くかがミソというわけですね。
こうした奥の身体捌きを、僕は今のところ公開していません。
公開している動画はあくまで公開しても良い範疇のものにとどめているか、もしくは、見ても何をしているのか判らないだろうし、そう易々と真似は出来まいというものだけです。
流儀を残したいとのことから、全てを包み隠さず公開される流派や先生もおられますが、僕は秘匿主義なので、今後もこのスタイルかと思います。
後半の稽古では、袋竹刀や木刀を使って、組居合を稽古しようと考えたものの、門弟達の身体捌きが理に適っていないため、急遽稽古を中止し、まずは構えの確認と言った基本の基本を二人一組で行いました。
僕が理想とする下段の構えが、残念ながら三男他、一名を除いて全員が出来ていない。
何も難しいことはしていないのですが、難しく自分からしてしまっているのです。
下段の構え稽古に続いては、土曜の大阪豊中岡町道場でも稽古した、正眼に構える相手の剣の下を、受け流しの身体捌きを用いての打ち込み稽古。
何を稽古させたいのかが、この日、門弟の袋竹刀が折れたことによって全員気付いたようです。
秘匿主義なので答えは記述しません(笑
とにかく、正しく目的の稽古が出来ていないと、木刀や袋竹刀が容易く折れてしまう。と言うことです。
木刀や竹刀が折れると言うことは???
そうです!!!
刀も折れてしまう(または大きく変形する)と言うことなのです!!!!!!

著書『最強のすすめ』の中でも語っていますが、刀は大切な相棒です。その相棒を傷物にするような刀捌きをしないことを第一に学べば、居合は自ずと上達するものです。
鞘を見せてもらって、中から木屑がたくさん出てきたり、鯉口のあちこちが削れていたり、刀の横手付近に擦れ傷が沢山ついているような先生からは、何も学ぶことなどありません。(断言
本物の腕達者は刀も鞘も、曇りなき鏡の如く、綺麗なものです。
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