短刀 無銘(宇多國房)
http://nihontou.jp/choice03/toukenkobugu/tantou/135/00.html
宇多派は鎌倉時代末期の文保頃に、大和国宇陀郡から古入道国光が越中に移住したことにより興り、以後室町時代に渡って繁栄しました。
中でも鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての作品を古宇多、室町期の作品を宇多と、それぞれ称呼します。
宇多国房は国光の子で、同名が数代に渡り繁栄します。宇多派の作品は大和気質が強く、相州伝にかかるところもあり、地鉄は本作のように、板目に杢目、柾目肌交じり肌がよく現れます。
この短刀は、内反りついてスラリとした鋭利な造り込みで、地鉄は精良に練られて詰んで少しく肌立ち、匂口明るく冴え、刃縁に沸が絡んだ砂流や打除、金筋、稲妻等、刃中の働き見事で、大和気質を強く感じさせる宇多派國房の傑作。単に宇多と極められているのではなく、國房と個銘で極められていることからも、この短刀の出来の良さが窺がえ、上研磨が施されていますので、余す事無く宇多國房をご堪能頂けます。
正直なところ、写真だけではこの短刀の良さを表現できません。是非とも実物をお手に取り、御購入をご検討されてください。
裸身重量156グラム。
