運動会。


年長で、幼稚園最後の運動会。


泣けた。

泣けたよぉー!


去年は辛かった。

クラス理事として、運動会中に子供たちのサポートをしないといけなかったのだけど、息子は靴箱の前で先に外靴を取りたいと、他の男の子と殴り合いの大げんか。大泣き…。


整列すれば、前の子に早く行けと軽く押したり、後ろの子に押すなといちゃもんつけたり、私が仲裁したり、止めたり、怒られたのに憤慨して、また泣いて…。

私も泣けてきたり。

本番こそ、それなりにやっていたけど、閉会式にはまた後ろ向いて、なんか怒ってたり、集合写真撮影で、隣の子をグイグイ押したり…。


はあ…もうやめて(泣)。

その子達の親御さんにも申し訳ないし、普通にそこに存在して、普通に過ごせない、目立ちする我が子に情け無いやら、虚しいやら、恥ずかしいやら…。

帰り道は葬式帰りのようだった。



だから、今年も運動会は憂鬱で、とにかく何事もなく終わって欲しい、の一心だった。


そして、迎えた運動会。

素晴らしかったよ…。

何度も失敗しても諦めなかった姿。

お友達の笑い合いながら頑張っていた。 


整列時には、手足が少し揺れたりもしたし、お遊戯もなんだかワンテンポ遅れてたり、組体操も何箇所かミスってたけど、でもちゃんと最後までやり切った。


勝ち負けとかクオリティなんてものはどうでも良くて、とにかくつつがなく、平和に終えられたことが素晴らしかった。


終わってご機嫌の息子をめちゃくちゃ褒めながら帰った。


他のお子さんと比べたら、足りないところはあるかもだけど、ちゃんと去年より成長してるんだね。すごいことよ。ちゃんと一年分成長していた息子が頼もしく見えた、そんな一日だった。


結婚して、体調をくずし仕事を辞め、転職活動中に妊娠、そして子が産まれた。


子が2歳で保育園に入れ、初めて初めて事務職の仕事を始めたものの、コロナの煽りを受けて8ヶ月で雇い止め。


その後、1年ほど、業務委託の仕事をしたけれど、業務内容の重さと賃金のバランスの悪さから辞める。


幼稚園に通い始めた子のあれやこれやの問題もあり、年長の現在まで、家事育児に奔走する日々。


はぁ…

ずっと、どこかで常に頭をかすめ、心の奥底に沈ませている感情。

私は何者なのか。


私は私をどんどん捨てて、ここまできたのだろうか。


独身の頃から15年ほど、出版業界で身を削りながら必死に働いて、なかなかパートナーには出会えず、旧友がどんどん結婚や出産し、もう人生周回遅れだなぁと思ったりもしたけど、仕事があって、それが私のアイデンティティだった。


今の生活は幸せだ。私が仕事していなくても生活させてもらえて、子も健康で、夫も良い人だ。

贅沢だ。贅沢な話だよ。


でも、どうして、こんなにも、手に入れたたくさんの幸せの中で、失ったもののことを考えてしまうんだろう。


私の名義のものは、もうほとんどない。

光熱費の通知の紙も夫の名前、携帯の機種変更がしたくても、夫の許可がなければできないし、私のパソコンはなくなり、夫と共用のパソコンだけ。

私の個人の部屋は家にない。


病院や、何かの会員カードを作る時、私は(主婦)に丸をつける。間違っていない。


私は何者なんだろうか。


一日中、頑張って奔走して、へとへとになるまで動き回って、それでも一円ももらえない。これって、どーよ。む、虚しい…。それもほとんど家族のため。

無休で、ヘトヘト。


長らく自分の給料で生きてきた私は、やっぱり働いた対価がないと頑張れない。しょうもない人間よ。


友達には「その分、旦那さんからお小遣いもらえば?」と言われたけど、全然ちゃう。全然ちゃうよ。


夫は私の雇用主ではない。もちろん、私が頑張ってるおかげで、夫は仕事に没頭できているのだから、夫の給料は私のものでもあるのかもしれない。でも違う。夫の給料を、おいそれと好きには使えない。必要なものは買えるけど、嗜好品みたいなもの(少しお値段のするバックや洋服とか)はたとえ良いよと言われても買いにくい。


やっぱり仕事したい。色々とにかく時間的にも制約があるし、アラフォーでブランクありの私はもはや選べる状況じゃないわけで、かなり道のりは切ないのだけど、それでも私のしょうもないアイデンティティを取り戻していきたい。もっといろんな、違う景色を見たい。


子が産まれて6年。お母さんの着ぐるみを頑張って着こなしてきたつもりだけど、やっぱり着心地悪い。お母さん業だけじゃ、私が私らしくいられないんだよ。情け無いけど。


どこの職場にもいる、嫌な人やクセ強めの人、当たりの強い人とかにも久しぶりに出会って悩みたい。「あの人いやだなぁー」とか思って、同僚と共感し合ったりしたい。


ほとんど家族としか関わらない日々に飽きたよ。(ママ友いない・笑)


幼稚園の夏休みが終わって、やっと就活始めようとしたら、夫が共用のデスクトップパソコン外しちゃってて(在宅勤務のときにあると邪魔とかで)、履歴書とか職務経歴書がパソコンで作りづらいから、もう漫画喫茶行こうと思ってたら、子が早速、発熱と咳でしばらく幼稚園休んでたり、もう前途多難なんですけど。ちくしょお。


でも諦めない!

私は私を諦めない!

誰も私に期待してないんだから、私だけは諦めない。私が諦めてもどうすんのよ。


私を必要としてくれる場所があったら、絶対に必要としてもらえるように努力したい。


ただ、ここまで子育てメインで過ごしてきて、

子供が赤ちゃんのときは、毎日毎日、5〜6時間抱っこであちこち散歩しまくったし、保育園入るまでも、いろんか公園行って遊ばせたし、幼稚園入ってからも、自転車の後ろに乗せて、2人であちこち出掛けたし、子供との思い出もたくさんできた。

もっと大きくなってから、「あの頃もっと抱っこしてあげればよかった」とか「もっと遊んだあければよかった」みたいな後悔はない。

だって、もうめちゃくちゃ一緒に過ごしたよ!


もしかしたら、育休から早めに復帰したお母さんは、そういう後悔もあるかもしれない。

その代わり、仕事で良いポジションで頑張れたり、やりがいを感じる仕事を続けられている人もいるかもしれない。


結局、ないものねだりだったり、隣の芝生みたいなことはたくさんあるんだろうなと、思うのだけど。


とにかく、私は私を諦めない。

人生をもっと、面白くするんだ。

怖いけど、一歩踏み出すのはとても怖いけど、絶対やる。言い訳するのは、おしまいだ。





私はたぶん、もう子供を産むことはないと思う。


可能性が完全にゼロとは言えないけど、限りなく低い確率で、我が子は一人っ子の人生を生きることになる。


今のところ、子供からきょうだいが欲しい、と言われたことがないから、そこまで(このに弟か妹を作ってあげないと!)などと考えることも少なく、そもそも第一子が結構育てにくい子で、とても疲弊したり悩むことも多かったのもある。


1人目のつわりが入院するほどひどく、もし第二子ができても、上の子の世話をしながら妊娠期間をすごせると思えないくらい辛かった記憶のせいもある。



まあ、現在一人っ子のご家庭なりに、いろんな理由で一人っ子になっていたりするのだと思うけど、たまに、枕言葉として「一人っ子だから」と言ってくる人もいる。


先日、久しぶりに我が家に遊びに来た妹が、「一人っ子だからおもちゃが多いね〜」とサラッと言ったのが、ちょっとモヤった。


悪気はないんだと思うけどね。


この幼稚園の担任の先生しかり、やっぱり令和になっても、一人っ子=わがまま、親が甘やかしている、過保護、

みたいなレッテルはあるんだよなぁ。


そこと戦っても仕方ないから、軽やかにやり過ごすしかないのだけど。


たとえば、男の子兄弟だから、末っ子だから、長女だから、歳が離れてる兄弟だから、姉妹だから、とかまぁ、私とは違う人からの言葉に心がざわめく人もいるのだろう。


そうじゃなくても、独身だから、子供がいないから、とかね。人はカテゴライズしたがるし。


私はできるだけ、意識的にそういうことは、他人に言わない人でありたいな。

余計なお世話だし、世間話的に話すことじゃないし。


私自身は3姉妹の真ん中として育ったから、きょうだいがいる良さも分からなくはないけど、大人になってみると、人にもよるだろうけど、遠くのきょうだいより、近くの友達!って感じでね…。


現在進行形で、きょうだいに悩まされることも、色々あるので、まぁ、いてもいなくてもの良いな、と思ったりしますわ。


一人っ子として、たくましく生きていって欲しいと思う今日この頃なのでした。