前回の記事の最後に予告した通り
今日はフランス義実家帰省の話を

先週の木曜日はキリストの昇天祭のため
独仏いずれも祝日と
その日から週明け月曜日にかけ
5連休を取ることにした夫
およそ1年ぶりとなる渡仏です 

5/26(木)、車でフランスへ
5/27(金)、息子&私の誕生日会
5/28(土)、前日に続いて今度は
義祖父(:夫の母方の祖父/愛称・キキ )の
バースデーランチ、そして夜は
夫の友人宅にてパーティ
5/29(日)、ランチ後にドイツへ
(✳経由地で1泊)
5/30(月)、自宅着
なんて具合にタイトスケジュール

フランスには実質2日半の滞在と
あっという間に過ぎてしまいましたが
息子は特に
甥っ子(:義妹の息子)とサッカーをしたり
義母の飼い犬と遊んだり
本場の美味しいクロワッサンを食べたり
(夫の友人の)赤ちゃんに間近で触れたり
普段とはちょっぴり異なる様々な体験をし
とっても楽しそうで良かったです

さて、本日のブログタイトルにある
義祖父(キキ)のことなのですが
今年の2月から老人ホームへ入居し始め
わずか3ヶ月の間に
認知症とみられる症状が急激に進み
同じ施設に入居している弟を除く
家族の誰のことも認識できないまでに

なぜか うちの夫や義妹のパートナーなど
家族の中でも男性メンバーについては
わずかながら顔を覚えているようで
「あぁ、君ね、前に会ったね!」
といった感じ
(✳名前は覚えていません…)

でも、実の娘である義母、義母の妹
義妹ほか孫たち、私のことは
顔も名前もすっかり忘れてしまっていて
「どちらさま?」「はじめまして。」
もう本当にショックでした

(✳堪えきれず、思わずお手洗いで涙
)

また、大食漢だったキキはどこへやら
コケた顔つき、小さくなった身体
だいぶ食が細くなり
この日のランチもほぼ手を付けず

軽い食事の後、お昼寝から目覚めたキキ
「どうして知らない人たちと
ここにいるのかよく解らないから
私はもう帰るよ。」と
老人ホームへ戻って行きました

去り際に私のそばへ来て
両頬にキス
" Au revoir, ma belle !! "
(:さようなら、私の美しい人/愛しい人 )
と言ってくれたとき
そこにかつてのキキを見たというか
キキの温かい眼差しは変わらず
ほっこりした気持ちになった私

91歳、おめでとう

元気でね 

本日もお読みいただき
ありがとうございました
