後編です 

いざ、滞在許可証申請のため
書類携え外国人局 

前回の記事にも記しましたが
外国人局、ブースは3ヶ所に分かれており
苗字のアルファベットによって
担当するスタッフが異なります

(例:AIDAさんならブース①/HONDAさんなら②
OKUDAさんなら③ といった具合)
結婚後、夫・ビーちゃんの姓に変わり
私はブース①に該当
ところが、なんと今度は
ブース①の担当者が不在です 

(外国人局スタッフの皆さん、7-9月にかけて
順番に夏休みに入られるのでしょうね
)

ブース②へ行くよう貼り紙が


扉を開くと、そこには
ベテランオーラ漂う女性スタッフ
『バーバラ』

(✳前回登場したブース③の『ジョン』同様仮名)
これこれしかじか
滞在許可証申請をしたく参りました
と書類を渡すと
しばし無言で内容チェック 

パスポートと結婚証明書については
コピーを取った上ですぐに返却
(✳結婚証明書… アポスティーユに認証翻訳と
取得するのに時間も費用も要した割に
その場であっさり返ってくるだなんて
笑)

同時に、次回までに埋めて持って来るよう
以下の書類を渡されました↓
①滞在許可証申請書
②ビーちゃんの勤務先に埋めてもらう
正式な給与証明(兼在籍証明)
③滞在先住居オーナーに埋めてもらう
正式な家屋契約証明
さて、時はかれこれ9月です

上記追加書類3点を手に
再び外国人局を訪ねます



おっ、貼り紙が消えてる

初のブース①です

中へ入ると、私と同い年くらいの
女性スタッフ『メリッサ』





(✳『ジョン』『バーバラ』に引続き仮名
ちなみに、メリッサの名前の由来はミツバチ
)

一通りざっくり目を通すと
「それじゃ、2週間後に来てちょうだい」
とのこと

滞在許可証は
2週間やそこらで発行できる物ではないし
彼女の呼び出し目的って

帰りがけにビーちゃんに確かめるも
大事な会議を控える彼
普段なら色々と突っ込むところ
どうやらこの日ばかりは疑問にも思わず
特に理由は聞かなかったそう

(急いで職場へ向かうことしか頭に無かった模様
)

で、2週間後



先日 滞在許可証申請を行った者ですが
2週間後に来るよう言われ
この度 参りました
とビーちゃん

すると何やら戸棚のファイルを確認した後
隣のブースのジョンの元へ
ヘルプを求めに向かうメリッサ 

(✳外国人局トップと思われるベテランバーバラは不在
気分屋♂ジョンはかなり若めではあるけれど
状況から察するにメリッサの方が新入り
)

ジョンを引き連れ戻ってくると
2人してパソコンのフォルダを検索
とある書類の印刷に取りかかります

って、その書類、この間提出した
滞在許可証申請書と同じじゃない

前回提出済みだとビーちゃんが告げると
「えっ
マジ

」




(↑ドイツ語が解らないIsabelleによる意訳)
と驚くメリッサ

ジョンと2人で私たちのファイルを
探し始めます



「えっ
マジで無いんだけどー」

(↑ドイツ語が解らないIsabelleによる意訳)
そんな2人の慌てっぷりは
近隣部署にまで伝わり、助っ人が2人
4人がかりで手分けして探します




しまいには、「本当に提出しました
」

なんて疑ってかかるメリッサ 

今からちょうど2週間前に
ここで あなたに 渡したんですよ
とキレ気味のビーちゃん

「えっ
マジで
私に
あはは」



(✳この町に日仏カップルはそうそういないはずで
気分屋♂ジョンですら私たちのことを
一発で覚えてくれていたほど…
メリッサ、どんだけ~
)

それからだいぶ待たされた挙げ句
ようやく小さなラックの底から
書類一式見つかりました

ただ、肝心の申請処理を2週間もの間
放ったらかしにしていたとみられ
「ヤベー」ってな表情のメリッサ

(あの顔、一生忘れないと思う
)

申請状況、一体どうなってるんですか
今月末で妻のビザが切れるんですよ
と、再びキレ気味のビーちゃん

すると、何事も無かったかのように
「次回の予約を取るけど、○日は空いてる

『滞在許可証申請中です』って証明
その時に作って渡すわ
」

とメリッサ

そして9月某日、約束の日
外国人局(のある市庁舎の建物全体が)
閉まってますけど





急きょ周辺の工事の影響で
閉鎖されていたようなのですが
いくらなんでも前日なりに
連絡してくるべきじゃない 

(✳この日はメリッサの都合に合わせて午後に予約と
ビーちゃん、仕事を抜けてまで来たのに…)
翌日は元々外国人局の定休日
そんなわけで、翌々日の朝一番に
メリッサの元を訪ねました


一昨日、予約した時間に来たら
こちら 閉まってましたが
とキレ気味に伝えるビーちゃん

それに対するメリッサの反応はというと
謝罪の言葉は一切なく
「あぁ、そうなのよ~」と
甘えた犬のような表情をして見せ
こちらのイライラを見事助長 

その後、申請に必要な指紋登録を試みるも
彼女のブースの機械の反応が悪く
隣の部署へ行くよう指示


ほんの数分もせず戻ってみれば
違う方の対応に追われているメリッサ

これまた長いこと待たされた後
改めてブース①へ入ると
「まだ何か
」

って、お前なー





(✳言葉が荒くてすみません
)

終わったらこちらへ戻ってくるように
あなたが 言ったんですよ
それに前回
『滞在許可証申請中』の証明書
次回作成するっておっしゃいましたよね
もうあと数日で妻のビザが切れるんですよ
とビーちゃん

「じゃ、今から作るわ
」

って、お前なー





(✳メリッサのすっとぼけ具合にほとほと嫌気が…
度々言葉が荒くてすみません
)

まぁ、何はともあれ
10月もハロウィン前日のこと
無事、滞在許可証取得できました 

(↑放置プレイ♀メリッサの失態がなければ
きっと10月半ばには出来上がってたよね
)

初めての申請とあって
せいぜい数年の許可かなぁと思いきや
まさかの 5年 

最後の最後に
ちょっぴり嬉しい話です


いつもながら長くて恐縮です 

本日もご拝読
ありがとうございました
