と不思議がっていたのは、
元サッカー日本代表で、
現在は日本酒や日本文化の裾野を広げる
活動を展開する中田英寿さん
(
先月の『VOICES FROM NIHONMONO)

自分の体の心地よい状態を
つくっておけばいいだけ
と体重維持の方法を語っていたが、それは
体が重いと感じたら運動すればいいという
至極当然の理屈だ。


であるのに人はなぜ、わざわざ
「ダイエット」を試しまくるのか。


心地よい体重を維持するためのステップ

やっぱりそうなんだ、と
大学時代にボクシングをやめたころの
体重以下を維持している私も思った。

「自分の体の心地よい状態」を維持する。
それはつまり、
「体が重いな」という
心地よくない感覚に襲われたら
運動(あるいは食事のセーブ)するという、
単純にこれだけのことで叶う。                 

         

                    


この、体が重く「心地よくない」感覚は、
人間生活を送りながら避けるのは容易でない。
好きなものが出たら、
つい食べ過ぎ飲み過ぎをしてしまう。
そこで、
なるべく心地よい体重を維持するために
私は、つぎのようなステップを踏んできた。



     【心地よい体重を維持するためのステップ】

(1)毎日体重を測る
そうすることで、前日何をいつ食べたかという食生活と
    
体重の増減の関係が分かる(つまり、自分がいつ何を食べると
    
太りやすいか、というデータだ)
(2)(1)自分の体重が(他人のではない)”朝・昼・夕の
  どの時間帯の食事に影響されるのかという傾向を知る。
(3)(2)
の傾向がつかめたら、体重増につながる
    
食習慣を止め、体重増につながらない食習慣を実践する。


それでも体重が増えてしまったら、その後の食事をセーブし運動する。
    
また心地よい体重に戻ったら、体重増につながらない食習慣に努める。

寝る前にたくさん食べると太る、というのが定説だが、
私の場合、夕食をたくさん食べた影響というのは
あまりない。多少体重が増えてもすぐ戻る。
一方で、
昼食に油っぽいものや食欲以上の量を食べると
驚くほど体重が増え、しかもかなりの
努力をしないと戻らない。

したがって、

私の「心地よい体重を維持する食習慣」

は、
昼食は低カロリーなメニューか量を控えめにし、
それでも「体が重いな」と感じたときは動く、
家事でも散歩でもいいから、普段より動く、
この繰り返しだ※。
これで大学時代の体重以下を
何十年もキープできている。

あくまで私個人に合った方法です。

「自分の体の心地よい状態」とは?

そこで、「自分の体の心地よい状態」とは何か、だ。

ちなみに私の標準体重(kg)は
「身長(m×身長(m×22 」
という一般的な計算式にあてはめると62kgだが、
「自分の体の心地よい状態」は
59kg
60.5kg。この範囲を逸脱すると、
体の重さ、動きの滞りを感じて心地よくなくなる。
心地よくないから、心地よい状態に戻したい、
そうすれば心の状態ももちろん、
よくなるから気持ちいい。
という、ごく自然なサイクルが繰り返される。

つまり、一般基準で決まる標準体重や
好きなタレントの体重なんかではなく、
あくまで自分にとって心地よい体重を
求めるのか、求めないかが原点になる。



ダイエットって何なの?

もしダイエット=痩せると考えていたら、
自分が心地よいかどうかではなく、
無意味に痩せることだけが目標に
なっているということだ。一方、
「現在の体重が太り過ぎで心地よくない」
と感じているなら、
少しずつ心地よい体重を目指す方が、
心身にとってよい状態につながるはずだ。

同番組にゲスト出演していた冨永愛さんは、
中田さんのダイエットの流儀を認めながら、
「心地よい体重」は、

「自分の体とよく向き合えば分かる」

と同調されていた。

つまり、
「自分と向き合って」
自分を知ることが第一なんだ。
私の場合、それが自分の体重の傾向を知る、
  
 ということだ。             

       

                          


だからダイエットを単純に痩せることから解放しよう。
自分と向き合い「自分にとって心地よい体重」を探し、
「心地よい体重を維持する食習慣」を楽しく実践する。
あなたがもし今、ダイエットで苦しんでいるとしたら、
目指している体重が心地よいのかどうか考えてほしい。

「自分にとって心地よい」体重について、同番組MC
唐橋ユミさんは、「なかなか分からない」と言ったが、
それは、自分が持っている感覚と向き合っていないか、
もしくは、今の状態が既に心地よいということなのだ。
そんな人は、無駄にダイエットに励む必要なんてない。


人生もダイエットも、自分と向き合う事から始まるんだ。