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蜃気楼

20歳までに死ぬと思ってた
たぶん、この世界で長生きするのはただの地獄だと思ってたから
歌やマンガや小説に助けられたことはあったけど、結局は死ぬのが怖くてダラダラと生きてきただけだと思う
最初から一人ぼっちだったけど、あいつがいなくなって、あいつも来なくなって、やっぱり一人ぼっちだった
過ぎていく毎日に流されて何の思いもなく毎日が終わる
そんな日の繰り返しで力が入らない
どうしても意味を求めてしまうし、どうな結果でも意味を知りたい
まだ何十年も続くと考えると気が滅入る
いなくなったり、投げ出した方が絶対に楽だと思う
普通に生きるだけでも人生は大変なんだ
どうしてこんな風になったんだろう
何も考えずに深く考えずに幸せを勘違いして生きる方がよっぽど幸せかもしれない
出会って別れて人は優しくなって強くなるはずなのに、本当にそんなことができるのか疑問

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もう疲れた
何のために生きていけばいいんだ
自分のために生きるのってどうすればいいの
誰かのために生きるってどういうことなの
友達の分まで頑張って頑張って生きていけば何か分かるのかな
先立つ人は後に残る人に何を残してくれたの
もう生きられないからってそいつの分まで生きるのは辛い
同じく残された人同士傷を舐めあって生きていけばいいのかな
辛い
苦しい
逃げたい
先にどちらもやられてしまったからもうなす術はない
周りから人がいなくなって結局ひとりぼっちになった
ここではないどこかでもう一度会えるのかな
生まれ変わったらうまくやれるのかな
世界が消えてなくなればいいのに
全てのものが跡形もなく消えてくれたらいいのに
今日も明日も明後日も一週間後も一ヶ月後も一年後も十年後も百年後も千年後もきっと何も変わらない
そう変わらない
きっと誰もが分かってる
でも
今日が永遠に続いていく
残酷で残忍で残念
今日も辛くて
明日もきっと辛くて
いいことなんてなくて
わるいことはいっぱいあって
生きていく
よく分からないけどそうなんだ
きっとそうなんだ
指折り数えて切実に祈っても願いは叶わない敵わない
人生のリセットボタンは見つからなくて
今日の重い思いを一生抱えて生きていく
明日になっても記憶が消えるわけはなくて一新されるわけもなくて
一度考えたら普通には戻れない
居場所なんてないから孤独はある
フラストレーション
今すぐ駆け出して昨日に消えたい
時間を止めて幸せと勘違いしていたあの頃に帰りたい
迷子になって道に迷って扉があっても出口かどうか分からないから抜け出せたのかずっと分からない
人生に遭難する
どれだけ思いあってもいつか間違っていたことに気づいて傷ついて痛くてどうしようもなくて
理想の形に全然近づかない
どれだね追いかけても距離は一行に縮まない
光すら見えない暗闇で怖いからしゃがんて目を閉じて何も見ないようにする
聞こえる声は偽物で本物はひとつもない
ここから脱出することは不可能
無限に続くダンジョンの中で人は道を見失う
意味という言葉のせいで人は意味を見出だそうとする
そんなことに何の意味もないのに
何かにすがっていないと立っていられないから執着する
この世に生まれ落ちた時からどうしようもなかったんだ
散らばったものを拾い集めて優越感に浸る
救いようもない人達
人生に満足してるふりしてる普通の人
自分が幸せだと思っていても他人から見たら幸せじゃなかったら幸せなはずがない
心にある傷を癒さずに前に進めるわけがない
後ろにしか下がれなくて今いる場所に立ち止まるか下がるしかできない
選択肢が多いにみえても選択なんてできない
選択する答えは存在していないのだから
出会える奇跡があるかもしれないけどそれがたったひとつの答えを選べたのか知る術を持たない

沼地蝋花


この世にあるほとんどの問題は、逃げることで解決するじゃないか。
逃げて先送りしているうちに、問題は問題じゃなくなってしう。
『今このとき』に解決しようと思うから、人は苦労するんだよ