皆さんお久しぶりです。しばらく放置していたブログですがまた不定期で何となく書いていこうかなと思います。
もはや初夏を通り越して真夏のような日々が続いておりますが皆さん体調の方はいかがですか?
生粋の夏大好き男の自分にとってはこの上なく過ごしやすい(でもないか?)日々でございます。
ここ最近、アメリカのTIME誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」が話題になってますね。
やはり「片付けコンサルタント」の近藤麻理恵さん(かわいい、、、笑)が選ばれた事が話題として大きいですがもう一人日本人で村上春樹さんが選ばれた事も個人的に見逃せないですね。
昨日テレビでこの「世界で最も影響力のある100人」の特集がやっていたのですが今回は結構近藤さんメインで村上春樹さんは割としれっと終わってしまいましたがもう彼が世界的な評価を受けていることは既知の事実であまり目新しい要素はないので仕方ないのかもしれませんね。
結構自分は村上春樹さんの本が好きで割と読んでます。
ただご存知の方もいると思われますが、彼の作品は「ファン」も多いけれど「アンチ」も多いんですね。
彼の作品に心酔している人や彼の好きな音楽を聴いたり彼の小説に出てくる食べ物を作ったり店に行ってみたりする人の事は「ハルキスト」と呼ばれ(勿論本人が作った言葉ではなく単なる俗語)「ハルキストきもい」、「村上春樹好きな男はクソ」というような結構酷い言われ様。
ノーベル賞発表前の某BARでのハルキスト会(笑 ?)の様子の異様さもちょっと話題になってましたね
ただ冷静に考えてみると文学でも音楽でもいわゆる「影響力」のある作品や人というのは色んなタイプこそあれそういう「一般的な考えではちょっとおかしいファン」を生み出すものですよね。
例えばこの間、故HIDE氏のドキュメンタリー映画を観に行ったんですがやはりライブには彼のコスプレをしたファンがわんさか来てたようですし彼の葬儀では本当に狂った様に泣き叫ぶファンがたくさんいたようでした。
あとSLIPKNOTのライブにも「マゴッツ」と言われるメンバーのコスプレをしたファンが沢山いますよね。
数年前に彼らの出演するイベントに行ったらこの「マゴッツ」の方々が一杯いて若干ひいてしまいました(笑 失礼)
その他にもいろんなタイプの狂信的なファンというのがありますがやはりそういうファンをつける事が出来るというのはそれだけその人が唯一無人で魅力的な素晴らしい作品を作っているという事。
それは村上春樹さんもまた同じでそれだけ人の心に深く残り、何かを奮い立たせたり共感させたりする作品を書いているという事だと思います。
好きな芸能人ランキングと嫌いな芸能人ランキングにもよく同じ人が入る的なのもよくありますからね。
そして彼は30年以上前から小説を書き続け、いまだにベストセラー作家の地位を世界中でキープしているのだから本当に凄い。
彼の代表作はやはり「ノルウェイの森」になるんのでしょうが個人的には「海辺のカフカ」が好きです(9月に舞台化! 絶対行きたい、、)。あんまり評価されてない「多崎つくる~」も好きですね。ねじまき鳥クロニクルもよかったし、実話を基にした回転木馬のデッドヒートもいい。
ただ自分は彼の小説よりも彼の生の言葉が書かれたエッセイの方が好きです。
旅日記的な「雨天炎天」と「辺境近境」とかコラム的な「村上朝日堂シリーズ」、「村上ラヂオ」とか多種多様なエッセイが出てますがどれもリアリティがあってユルくてシュールなんだけどどこか鋭い視点で物事を見つめる彼独自の世界観は本当に飽きない。
彼は元々JAZZバーを経営していて「元々ミュージシャンになりたかった」という程無類の音楽好きという事は結構有名で音楽に関する本もいくつかだしてるんですがそちらも結構面白かったです。
ただ彼の小説やエッセイ、すべてを引っ括めた上で一番好きな本はどれがと聞かれたら迷わずこの作品を選びますね。
走ることについて語るときに僕の語ること
何とも長いタイトルですが(笑)このタイトルは彼の敬愛するレイモンドカーヴァーの「愛について語るときに僕の語ること」を捩っています。数ヶ月前に公開されて話題になった映画「バードマン」で主人公が舞台化した作品ですね。
そんな余談は置いといてこの作品、本当におすすめです。
彼の小説作品は人によって好き嫌いが結構あるのであまり人におすすめしにくいのですがこの作品は結構胸を張ってお勧め出来ます。
村上春樹の小説は好きじゃない、もしくは読んだ事がないという人でも「この作品はいい」という評判を結構目にしますね。
特にスポーツをしている人、体を鍛えてる人を初め、クリエイター、ミュージシャンにもおすすめです。
この本は彼のライフワークの一つである「ランニング」について書かれた本なのですが何故彼がそこまでストイックに走り続け、50歳を過ぎても年に1回フルマラソンに出場し、100キロマラソンやトライアスロンに挑んだのかが彼の執筆業の事や人生観、彼の人生の歴史と共に語られるメモワール的作品になっています。
本当に名言の嵐というか、、、ここまで心を奮い立たせてくれる本は個人的に他にないです。
何故彼がここまでの世界的作家になったのか、何故彼がここまで長年に渡って作家として生き残り続ける事が出来たのかが垣間みれるような気がします。
作品中、「走るのを辞める理由は沢山があるが、続ける理由はほんの少ししかない。自分らに出来るのはそのほんの少しの理由を大事に磨き続けることだけだ」といったような言葉がでてくるんですがこれは名言過ぎますね(笑)
とても今の自分にとっては大切な事の一つです。
私事ですが今年の2月でバンドを辞め、今は表立った音楽活動をしていません。
ただドラムは叩いてます。
今の自分にはドラムを辞める理由、練習しない理由は山ほどあります。
叩き続けたい、まだドラムを上手くなりたい、またバンドをやりたい、自分にとって最高の音楽を作り続けたいという気持ちは確実にある。
今はその気持ちに必死に磨きをかけて叩き続けることが大事だと、この本を再読して思いました。
正直バンドを辞めてからの方がより積極的に何かを吸収しようとしているし、色んな出会いに溢れている気がする。その分、戸惑ったりへこまされることも多いけど。
そんな感じでこの本はもはや自分にとってのバイブルになりつつあります。
元々自分もランニングは好きで温かい季節になるとよく走っていたのですがこれ読んでから寒い日でも走ろうと思い立ち、2月くらいから結構頻繁に走ってます。
彼の中の「真面目に走る」という基準は「月に260キロ、一日10キロを週6日で走る事」とありますが自分は6月は「月180キロ、一日10キロを週4日ペース」でした、、、
結構走ったつもりだったんだけどなー、、、何気に難しい
さすが「影響力のある」人。自分もいつの間にか影響受けてる(笑)
自分も「ハルキスト」とか呼ばれてしまうのだろうか?(笑)
とりあえずおすすめ本ですー。

