【世界各国で行われています】
成長ホルモンを使った治療は、1956年に純粋なヒト成長ホルモンが抽出されたことに始まります。成長ホルモン治療は不足するホルモンを補う治療法です。現在では、日本はもとより世界各国で成長ホルモンによる治療が行われています。成長ホルモン
【成長ホルモン自己注射】
成長ホルモン治療は、インスリン注射と同じように、自宅でご自身で注射します。ペン型タイプの注射を皮下注射でおこないます。
体内に入った成長ホルモンは、毛細血管から静脈に入り、数時間で最高値に達し、翌日には体内から消えています。したがって、注射によって生理的なパターンをつくることが必要です。
成長ホルモンの投与量は、少ない量から始めて、医師が検査値をみながら、徐々に増やしていきます。
成長ホルモンは、たんぱく質の1つです。たんぱく質は、食事にも含まれていますが、食べると胃腸で全て分解され、吸収されます。成長ホルモンも経口投与すると同じように分解されるので、効果がなくなってしまいます。したがって、治療は注射で行います。