医療安全推進室と主治医との面談④ の続きです。

 

2020年12月11日の面談記録なので、もう2年9ヶ月も前のことですが、私にとってはつい先日のことのようです。

 

※〇〇医師(過失医)の個人情報や不適切な表現と感じたもの等は省きます。

 

---------------------------------------

 

主治医
どこか違う病院に行く予定だったのが急に白紙撤回になったそうです。


(市民病院に〇〇医師(過失医)が入職した経緯について)



医療安全
噂を聞いたんじゃない?私立だったら絶対調べます。それこそ信頼関係なくなったら患者さんが来なくなる。




勝手ですね。

医療安全
勝手だわ。

主治医
(入職することになって)良かったって院長と言ってたんですよ。ただね、ちょっと調べたんです。僕は僕で脊髄外科の関係で、彼が前に勤めていた〇〇(地名)の病院で、脊髄外科で有名な先生がいらっしゃって、色んな会合で面識があったので。院長にも「〇〇先生(過失医)ってどういう先生か聞いてみて」と言われたから聞いてみたんですね・・・正直、良くなかったんですよ。

医療安全
そりゃそうですよね。

主治医
正直良くなかったんだけど、物凄い・・というわけではなく、あんまり良くはないという感じで。

医療安全
そこはなんで辞めたんですか?

主治医
彼の言い分とか、〇〇先生(前勤務先病院の上級医)に聞いたところによると、


全然手術をさせてもらえなかったと。


医療安全
病院自体が?ということは、やっぱり技術的に問題があったということですね。

主治医
多分そうかもしれないけども。


(前勤務先病院の)副院長が脳外科の先生なんですけど、止血から何から技術的に問題があるので任せられないという言い方をしてましたね。それは、実は〇〇先生(前院長)が聞いていて、技術的に未熟なのはわかってたんです。チャンスがなかったから未熟なんだと彼は主張したし、僕たちもそうなんだと思ったんです。だから、彼にどんどんやってもらって、ある程度標準的な手術が出来る人になってもらいたいなって思ったんです。僕も〇〇先生も、もう自分たちがどんどん手術をして訓練するという時期じゃない年齢なので、後継者的な人材として彼はうちに入ってもらう。むしろ技術的に未熟ということは育ってもらう伸びしろがあると考えたので。是非入ってもらいたいと思ったんです。

(前勤務先病院で手術を任せてもらえなかった経緯)


医療安全
なんか、それ聞いたことある。

主治医

(前勤務先病院で手術を任せてもらえなかった経緯)

医療安全
違うわ、それ。違う。自分から辞めたんやね。

主治医
(前勤務先病院で手術を任せてもらえなかった経緯)


〇〇先生(過失医)が上層部の言う事を聞かなかったので手術チャンスを与えなかったのかなと・・・想像ですけどね。


医療安全
想像ですけど、多分そうですよ。だって、今も同じような事を言ってるじゃないですか。〇〇先生(他の医師)が当直の時はすぐ来てくれるけど、僕が当直の時は呼んでも来てくれないとか。

---------------------------------------

 

〇〇医師(過失医)の前勤務先病院から、止血から何から技術的に問題があるとお聞きしていたにもかかわらず、チャンスがなかったからという〇〇医師(過失医)の主張を鵜呑みにされ、生身の人間で手術経験を積ませるという方向のお考えに至ってしまわれたのか、何度も何度も何度も考え、前院長や当時の主治医のお立場を理解しようと努力しました。

 

〇〇医師(当時の主治医)は嘘を吐いたり、人を貶めたりするような方ではなく、事故直後から他の何方よりも誠実に対応してくださり、医師としても、人としても、心より信頼申し上げておりました。そのため余計に納得がいかず、理解に苦しみました。しかし、ずっと後になり「上級医として部下を庇うのは当然」というお言葉をお聞きした瞬間、何故か、何となくですが、何かが腑に落ちたような気が致しました。

 

〇〇医師(当時の主治医)に対しては、〇〇医師(過失医)の代わりに母の主治医を務めてくださった感謝の気持ちと、一方で、簡単には言い表せない複雑な思いがあるのも事実です。

 

---------------------------------------

 

image

(2023年8月12日8時37分撮影)

 

 

医療過誤の経緯に関する記事はこちら→ 医療過誤

 

にほんブログ村 病気ブログ 医療事故・医療訴訟へ