医療費控除とは、1月1日~3月31日の1年間にかかった医療費の総額が概ね10万円を超える場合に、かかった医療費に関する事項を記載した確定申告書を住所地を管轄する税務署へ提出すると、すでに支払った税金の一部が還付される仕組みです。
通常の確定申告が例年2月15日~3月15日の期間に行われているのに対し、医療費控除の還付申告期間は5年間のため、通常の確定申告時期に限定されず、通年にわたって申告することが可能です。
たとえば昨年の分をさかのぼって申告することができますので、各種の確定申告で混み合う時期を外して、比較的空いている時期に申告できます。
医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を作成し、税務署に提出しますが、書類が受け付けられた後、1か月程度で還付金振込の連絡が届きます。
医療費控除の申告は通常の確定申告と同時期に行う必要があると誤解されている方が少なくありませんが、医療費控除に必要な領収書類がきちんと保管されており、金額を集計することが可能であれば、さかのぼって申告することも可能です。
過去の医療費に関する支出を見直し、医療費控除の確定申告をできる年があれば、確定申告書の提出を検討してみると良いでしょう。
医療費控除で役立つサイト集
- 医療費控除まとめ | 確定申告の達人
┗基本的なことはすべてこれでわかります - No.1120 医療費を支払ったとき(医療費控除) | 国税庁
┗国の公式ページによる医療費控除の説明です。 - 医療費控除 | wikipedia
┗Wikipediaによる解説です。