こんな場所にこんな店があったのか!!
思わず唸ってしまう素敵な店の出現に、久々のお勧めリスト更新となりました。
場所はガーデンプレイスからすぐ、
しかし奥まった場所と民家にまぎれている為なかなか分かりにくい。
以前ご紹介したAPONTEの脇を入って行くと右手に出てきます。
店内はカウンター6席と奥に個室が1室。
お店の雰囲気からも見てとれるように、京料理のお店。
ランチの旬の二段籠弁当を注文しました。
鯛やジュンサイが上品な出汁で炊かれたものが付き出しとして登場。
続いて旬の食材をふんだんに使った籠盛り
身の締まったスズキのお刺身は刻んだ茗荷と共に梅肉であっさりと。
添えられたキュウリのコブ〆も美味。
5時間かけて繊維を壊すように炊かれたタコは柔らかく
とこぶし、鴨のロースト、茗荷の握りも仕事が細かく丁寧。
中でも黄身の西京漬は忘れられない美味しさ。
卵を温泉卵にして黄身をとりだし、西京味噌につける事3日。
その後、裏ごしして再び成形して、茹でた黄身を周りにまとわせ・・・・とこんな小さな一品に凄い手間。
儚い料理たちに舌鼓を打っている頃、目の前では特製の土鍋でお米が炊かれていました。
上品なお出汁が吉野葛でとろみを帯び、
一つ一つの素材にしっかりとまとわりついて美味なるしんじょう。
程良いタイミングで、炊きあがる直前の少し芯の残ったお米が出されます。
それから、しっかり蒸された炊きたてのご飯。
お米自体の美味しさを段階ごとに味あわせてくれます。
これぞ土鍋で炊いた米の醍醐味!と言わんばかりの旨さに感動モノです。
〆はほんの少しのお醤油をかけて出されるお焦げ。
香ばしさが口の中に広がり、お米の美味しさを3段階に分けて味わう事ができました。
デザートの豆乳のババロア
カウンターの奥にはお茶をたてるスペースがあり、夜は目の前でお茶をたてて下さり
自家製の和菓子も振舞われるそうです。
今回ランチでいただいた旬の二段籠弁当は3,900円
飲み物頼んで1人5,000円でした。
決してお安くはないお値段ですが、一つ一つの食材に対しての手間と丁寧な仕事ぶりを考えれば
大満足でお値打ちだと思います。
ちなみに完全予約制。
ランチでも予約がなければそのまま夜の仕込みに入ってしまうらしいので
ランチであっても事前の予約が必要です。(週末でもランチ営業してくれます)
OPENは2年前の京しずく
今では一度来たお客さん達の口コミで評判は広がり、分かりにくい場所でありながら
なかなかの繁盛ぶりが伺えるお店でした。
大人のしっぽりとしたランチを演出してくれる素敵なお店
恵比寿できちんとした和食ランチが食べたくなったら、是非足を運んでみてください。
一見小さい子供お断りの様な佇まいですが、個室を予約すれば大丈夫との事。
個室チャージも無いですし、小さいお子さん連れでも安心して行けるようです。