冥王星の水瓶座入りを四日後に控えました。(水瓶座入りは11月20日)
2008年から16年間山羊座のエリアにあり、二年程前から引っ越し準備を始めていた冥王星が、ついに引っ越し完了します。
冥王星には獅子座の火星が180度の緊張感をとっており、この地球に、強烈な変容のエネルギーが降り注いでいます。
本日、日の出の頃、満月のピークを迎えました。
満月は月が太陽の180度真向いに来る時、太陽は蠍座、月は牡牛座。
この満月の基調となるのアセンダントは蠍座、アセンダントに太陽が重なっており
牡牛座の満月ではありますが、蠍座の要素、変容、しがらみを断ち切っていくようなエナジーを感じます。
月は私たちの心を表します。
本来、月は不安定なものですが、牡牛座の領域では安定するといわれています。
牡牛座は月にとってたいへん居心地の良い場所ですが、
真向いには蠍座の太陽、更に、ぴたりと牡牛座の天王星が寄り添っており、
安心安全で、居心地の良い感覚が脅かされていくような印象があります。
天王星は革命の星、
今ある状態から、さらなる新しいステージへと導く革命の星ですが
フランス革命にしろ、産業革命にしろ、革命には激しさがつきもの
天王星のことを雷に打たれたような衝撃的なもの、と表現したりします。
海王星は浄化のエネルギー
更に、魚座の海王星が、満月に調和的な角度にあり、浄化のエネルギーも注ぎ込まれています。
満月は対人関係のエリアで起こります。
サビアンシンボルは牡牛座の25度「大きく手入れの行き届いた公共の公園」
25度は、そのサインが結晶化される度数。牡牛座の世界観が頂点に達します。牡牛座は豊かさをあらわします。土の星座は、物質的。物資的なもの。を、十分に手に入れた牡牛座は、今度はその豊かさを社会や地域のために、役立てることで、本当の豊かさを得ます。公共の公園には、老若男女、どんな職業の人も、誰でも訪れることができる。分け隔てなく、豊かさを分け与える、そんなシンボル。
反対側の蠍座の太陽のサビアンシンボルは「X線」
本質を見抜く力です。
牧場を解放しよう!
自分のために、作っていた、美味しいチーズや、バターを、牧場を開放してみんなにふるまう。それはとても、いいものだから、みんなのために、わけてあげられる、わたしはここまで!これだけ!と、自分を囲ってきた境界線を壊してゆく。
いきてゆくため、自分を守るため、なくなってしまうと、心配だからと、頑なに守ってきた、最後の砦、
どうやら、この満月は、この最後の砦すら、崩しにかかっているように感じます。
不動星座はゆっくり、じわいわです、激しい手放しの星のエネルギーの影響が現れるのには、時間差があるかもしれない、それでも、そういう状況だということは、知っておくといいと思います。
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★望月の歌★
みなさま、「光る君へ」は見ていますか?次回、いよいよ,「望月の歌」が登場するようですね。
この世をば わが世と思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば
菅原道真が、自信の繁栄の頂点に達したときに、詠んだといわれています。
今宵の満月のように自分の望むものがすべてが揃っている、「この世はわが世だ」
と歌ったといいます。
予告を見たところ…どこをどう見ても絶頂期とは感じられない雰囲気が陥っているっぽい…
なぜここで、望月のうたなの?
『源氏物語』や紫式部の研究をされている京都先端科学大学の山本淳子教授の解釈を読み、ぐっときました。
【光る君へ】日曜日にいよいよ登場、道長の「望月の歌」 「あの日は満月ではなく、この世は自分の世、とも道長は言っていない。ささやかな喜びの歌なのです」 山本淳子教授にインタビュー – 美術展ナビ
この歌は「今夜のこの世を、私は心ゆくものと思うよ。目前の月は欠けているが、私の月ーー后となった娘たち、そして宴席の皆と交わした杯ーーは欠けていないと思うと。」
今、この時代に、この満月に、この解釈がぴったりだと思ったのです。
満月は、ピークを過ぎたら、欠けてゆくしかない。
また、12星座をひとつのサイクルと考えた時、山羊座は一番ピークに達した状態を表すサイン。
その場所から、冥王星が撤退するのです。
目の前の月は欠けてゆくけれど、私の心は、満月みたいにまんまるだ!
これから、どんな時代になるかわからいし、何が起きるかわからないけれど、
自分の心の中が、まんまるのお月様のように、満たされているって思えたら
どんなことが起きても平気。
16年間て0歳で生まれた子供は高校一年生。この間に、東日本大震災があり、コロナ禍があり、
変わりゆく時代を感じながら、自分の身にどのような変化がおきているのか
私の心(月)をそのまんまながめてみる時間が持てるといいですね。
無いものではなく、当たり前のようにあるものに、今の自分に、いまここに、幸せを感じることから
続いてゆく道が見えるように感じませんか?