よろず占い処　陰陽屋へようこそ

天野頌子

ポプラ文庫ピュアフル

２０１２年（２００７年？）

６００円＋税

ストーリー
王子稲荷のふもとの商店街に開店した「陰陽屋」の店主はホスト上がりのイケメン陰陽師、安倍祥明。この陰陽師、顔はいいが、面倒なことは嫌いで、舌先三寸の嘘つきのエセ陰陽師。そこへ母親と一緒にやってきた沢崎瞬太は勢いで自分が妖狐であることを言ってしまったために口止めと陰陽屋でアルバイトをする羽目に・・・エセ陰陽師と妖狐の取り合わせでお客様のお悩みを解決いたします、というお話。

第１話　　陰陽屋はじめました
第２話　　狐憑き疑惑
第３話　　失せ物探し
第４話　　家出人捜し
番外編　　キツネ取材日記
番外編２　大きな桜の木の下で

感想
２０１３年の秋のドラマで錦戸亮君が出ていたドラマの原作本です。
原作と脚本は登場人物から違うところがあります

主人公の祥明ですが、装束を着たどっくんも格好よかったのですが、原作の雰囲気は少し違うみたい。どっくんの扇で口元を隠して、目でにやりと笑う演技は好きなんですけどね

瞬太のイメージはそのまんまです。Hey!Say!JAMPの知念君。
素直で優しいけど、ちょっとおまぬけな憎めない感じ。そして、キツネ耳が似合う

あ。路子先生は出ませんし、何より！
なんとなぁく、どっくんの味方でいい味の源次郎さんが出ません

ちょっとびっくりしました。
脚本家さんの意向だったんですね♪

お話では”失せ物探し”がテレビで好きだったんですよね。
どっくんが「故人の気持ちだけ考えてどうする？問題はこれから生きていく、残された者たちがどのように生きていくかだろう？」と、そんなニュアンスなことを言ってたのですが。
原作はそのまま依頼者が遺産丸取りなんですよね…
脚本はストレートに解決するのではなく、いろんな方向から人の心を読み取って解決するイケメン陰陽師どっくんにクラクラでしたが

遺言書の隠し場所も脚本の方が好きでしたねぇ

さて。
この陰陽屋はシリーズもので５巻まであるんですよ。

ほらね。山積み・・・
うーん。読みたい本もたくさんあるし。
小説を書くために天野さんもたくさんの文献を読んでいらっしゃるし。

・・・・・速読法、勉強しよっかなぁ

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