免疫力と自律神経
皆様あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
さて、今年初めのブログですが、昨年の”免疫”のお話の続きです
今日は免疫力と自律神経の関係について簡単に・・・
これまでのおさらいです
免疫とは・・・
様々な病気から身体を守る防御システム
そしてその免疫をコントロールしているのが白血球でした
白血球には大きく分けて下記の3つの成分があります
顆粒球・・・リンパ球・・・
・大きいサイズの外敵から体を守る
・真菌、細菌、死んだ自分の体の細胞を食べる
・食事で侵入した異物やウィルス、細菌より小さな敵を食べる
・体内の老化した細胞、壊れた細胞、ウィルスに感染した細胞やがん細胞などをマクロファージと協力して除去
マクロファージ・・・
・顆粒球が食べるものよりも大きなサイズの外敵を食べたり、体内の老廃物を除去
・顆粒球やリンパ球に「敵が侵入したから、やっつけろ」と指示を出す
これらの白血球の数をコントロールしているのが自律神経のシステムなのです
免疫力を高める要となるのが自律神経のバランスであるといえるのです
自律神経は人間の活動と休息に合わせて身体の各組織を無意識のうちに調整している神経です
交感神経が優位・・・体が活発に動く時は体に傷がつきやすくなり、細菌などの侵入も増える→顆粒球を増やして身体を守る
副交感神経が優位・・・休息している時などはリンパ球がマクロファージと協力して、体内のおかしくなった細胞を除去する→リンパ球が増加
交感神経と副交感神経は通常は拮抗関係にあり、シーソーのように交互に活発化して体に働きかけています
どちらか一方が働いた後は、必ず揺り戻しがきて、もう一方の神経が働き始めることを繰り返すのです
人間の体はこのように自律神経によって体中の細胞を極めて合理的に調整して、活動時と休息時に適した体調を作り上げています
この、シーソーの働きがうまくいっている時は生活にメリハリがつき、体調もいい状態です
が、働きすぎたり、逆にリラックスしすぎたりといった生活を続けていると、一方の神経だけが優位になり、偏った側に特有の疲れやその先に病気がまっています
また、活動量が多い人、身体を鍛えている人は筋肉量も多いため、血流がよくなり、体温も上昇します
すると、身体を防御するための白血球の数も多くなります
この場合、白血球のうち数が増えるのは、おもに顆粒球のほうです
活動量が多いと交感神経が優位になり、交感神経から出るノルアドレナリンによって顆粒球が活性化されるためです
逆に活動量が低下すると白血球の数は減るということです
運動で体を鍛えている人などは病気になりにくいといえます
ですから身体を外敵から防御する力(免疫力)は身体の活動量に正比例しているのです
このように自律神経と免疫力には深い関係があります!
白血球とその働き
寒くなってきました
紅葉も見おさめでしょうか。
先日、清水さん、高台寺に紅葉最後、見にいってきました
とってもきれいでした~~~
さて、冬になると風邪をひいてしまったり、体調管理に気を使いますね。
風邪をひいたりしたら、よく、「免疫がおちていたから・・・」なんて会話をしませんか。
”免疫が落ちる”とはどういうことか?
詳しく見ていきましょう。
まずは免疫に大変かかわっている白血球やリンパ球のお話をしていきましょう。
白血球て?
ということですが、白血球は血液成分の1つ。
血液の成分は・・・
①赤血球(有形成分)が40~45%
②白血球と血小板(有形成分)が1%
③血漿(液体成分)が55~60%
この3つから成り立っています。
①の赤血球は酸素を細胞に運び、炭酸ガスを運びさる作用。
赤血球には核がなく、ヘモグロビンといわれるタンパク質がつまっていて、酸素はこのヘモグロビンと結合して運ばれて行きます。
血液が赤いのはこの赤血球によるものです。
②の白血球は免疫という戦いの主役。
そうです!
免疫に大いに関係しているのが、白血球なのです。
そして、この白血球は血液中だけにあるのではなく、組織液やリンパ液の中にもたくさんあります。
私も白血球がという成分が血液にもリンパ液にも、組織液にもあるて、初めて知ったとき、少し驚きました
その白血球の成分には大きく分けて A リンパ球、B 単球、C 顆粒球があります。
A リンパ球にはT細胞とB細胞、NK細胞などがあり、免疫作用の主役を担う細胞です。
リンパ球は全身で約1兆個。
毎日10億個が死滅します。
1兆個÷10億個=1000
つまりリンパ球は単純に3年で入れ替わりがおこなわれる。といえます。
B 単球はマクロファージ。
マクロファージはとても大きな細胞で、侵入してきた外敵をぱっくりと食べてしまいます。
C 顆粒球はマクロファージと同様に外敵をみつけると即座に相手を食べて破壊する好中球がいます。
顆粒球が外敵を食べて戦い、自爆した残骸が膿です。
最後に③の血漿ですが、こちらは血液中の液体成分で、水(90%)やアルブミン、グロブリン・フィブリノーゲンからなるたんぱく質(7~8%)、糖質(0.1%)、脂肪(1%)、無機質(0.9%)からなっています。
少しややこしくなってきましたか?
さて、この中の白血球についてお話います。
さきほどから白血球のところの説明に、外敵を攻撃と出てきています。
つまり、白血球は外敵をやっつける戦いの主役です。
この白血球には戦い方によって2つの免疫にわけられます。
1つは非特異的生体防御機構と呼ばれるもの、もう1つは特異的生体防御機構。
非特異的生体防御機構とは外から侵入してきた外敵を食べて、即座にやっつける。
これは顆粒球やマクロファージ、NK細胞が担当のようです。
それに対して特異的生体防御機構は抗原抗体反応といって、特定の敵を認識して、相手に合わせて武器を作って攻撃するかたちです。
外敵を抗原、武器を抗体といいます。
こちらはリンパ球のB細胞とT細胞が担当しています。
全身のパトロールをしています。
パトロールの場はもちろん、血液中、リンパ管です。
ただ、集中的に戦いが行われるのが、リンパ節です。
リンパ節はリンパ液のフィルターの役割といいますが、すなわち細菌やウィルスなどの病原体をとらえてリンパ球が集中的に攻撃をします。
おわかりいただいてきましたでしょうか?
私たちの体にめぐっている血液、リンパ液にある白血球はこのように外敵から体を守る役割をしています。
簡単にいうと、この白血球の力が弱まっていたり誤作動をおこすことによって私たちの身体は細菌やウィルスに侵されやすくなている身体です。
免疫が落ちている状態、など、と表現することがあります。
リンパ液を流し、そしてリンパ節のつまりをなくしていき、白血球のそれぞれの細胞が自分の役割をしっかり果たしていくことが大切なのがわかっていただけたかと思います。
では今日はこの辺で・・・
まだまだ、この免疫システムや白血球については興味深いお話があるので、次回お楽しみに~~~
アレルギーは免疫反応
このところ秋のアレルギーに苦しんでいる方が多いですね
イネ科やキク科のブタクサ、ヨモギ、カナムグラ、カモガヤ・・・
さて、アレルギーは実は免疫反応のひとつなのです
まず、免疫とは、人体は生命を維持するために自己を外敵の侵入から防御するしくみのことです
外部から侵入してしまったミクロの敵に対してそれを攻撃する、戦いの主役が白血球です
白血球は血液だけでなく、組織液、そしてリンパの中にもたくさんあります
白血球には顆粒球、マクロファージ、NK細胞、B細胞、T細胞といった種類があり、形も大きさもちがいます
白血球は本来、外敵をやっつける正義のヒーローですが、そのヒーローが過敏に反応して、過剰に攻撃していまう、ということがあります
B細胞やT細胞もそれほど害にならない物質に過敏に反応してかえって私たちの細胞や組織を破壊してしまうことがあるのです
これがアレルギーです
アレルギーとは免疫反応が正常に働かず、私たち自身の組織を壊してしまう病気です
身体のメンテナンス
「ボディケア」というキーワード、思いつくのはお肌のお手入れなど、外見のケアが頭にうかぶのではないでしょうか
「ボディケア」というのはお身体の内側も外見も整えていくことをさしています
健康な身体を維持するためにボディケアを行います
つまり、ボディケアは身体のメンテナンスをおこなっているとかんがえます
人の体も長年使っていると、劣化・老朽化し、やがて使用に耐えなくなりますよね
しかし、メンテナンスによって、欠陥を早期に発見したりして寿命を伸ばしたりすることができます
ではどのようにすればよいのか。ということですが・・・
①バランスのいい食事をとること
②適度な運動をすること
③マッサージを行うことです
健康な身体を維持するにはこの3つが大切だと考えています。
③のマッサージを行うということですが・・・
マッサージをすると、筋肉のコリがとれます
血行や、リンパの流れがスムーズになります
癒しという言葉を良く耳にしますが、癒されると精神的にもリラックスできて、心も身体もリフレッシュ、リセットすることができます
そしてまた明日への活力も生まれてきます
このようなお手入れを定期的にすることにより、身体のコンディションが整えられ、いつも健康でいることができます
キレイなお花(お肌)を咲かすには・・・
10月に入り、朝晩、すっかり寒くなってきました
体調くずされていませんか~
さて、
リンパディメールプロジェクト、発表会を半年ほど頑張ってきました
新たに11月26日に(株)タカラベルモントさんのコスメブランドエステシモとリンパディメールのコラボ発表会を行うので、先日打ち合わせをしたのですが・・・
「どうしてお身体のケアが必要か・・・」ということをお客様にお伝えする時に、
私はよく、「お身体を土壌に例えてご説明することが多いです」とお話しました
お身体をマッサージして、代謝をあげていくことが内臓器官が健康になって、自己治癒力があがる、またはお肌がきれいになって、持続していく
といった結果を生み出すのです
まさにフェイシャルなどはお顔のマッサージをして、血流やリンパの流れをよくしていき、それが土壌を整える役割
またはディープクレンジングをして肌表面の普段とれきれていない汚れや角質を取り除き、吸収率をアップすることで深い部分に到達させていく、つまり栄養分がより行き届く
ここで栄養分とは肥料のことです
そうして栄養分がたっぷりの土壌に種をまくことで、種はよく育つのです
種は細胞であり、細胞は組織となり、器官となります
肌であり、内臓の各器官でもあります
こんなお話をお客様にしています