胃腸の健康管理において、家庭で気をつけるポイントは、まず規則正しい生活を行うことです。特に、食事時間を一定にすることが大切です。
胃酸が強すぎたり、分泌が多くて胃の粘膜が荒れるようなときは、絶食は厳禁で、食事の間隔が開きすぎても症状を悪化させます。
また、胃腸は精神的なストレスに影響を受けやすい臓器なので、仕事のし過ぎや人間関係のトラブル、過労やタバコの吸いすぎ、深酒などをしないことも大切です。
疲れや心労の原因を取り除き、消化の良い、栄養価の高いものを規則正しく食べていれば、胃腸の家庭の治療としては十分です。
しかし、吐血、下血、激しい痛み、激しい嘔吐、冷や汗、発熱があるとき、また市販薬を飲んでも2日以上症状が改善しないとき、かえって悪化するときなどは、すぐに医師の診察を受けることが大切です。