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～色と心のハーモニー～

　メンタルヘルスケアアドバイザー・カラーセラピストの内原静香です。

「善意」は自己満足でいいわけがありません。

先日の新聞の相談欄にあった記事です。

～若いころ、車椅子の人が路上で困っているのを見て、そのまま車で立ち去った事がずっと心に残っている～

だから６０代になった今は、直ぐに人助けをするようにしているということです。

それを娘に「お母さんは相手にいい人、と思われたいだけ」と言われ何も返せなかったと。

見て見ぬふりをして後悔したくない・・・この言葉からもうかがえるように、相手が心配だからというよりも、自分のためであるのです。

娘さんの指摘は鋭いなと思いました。

「いい人である自分が好きなのかもしれない」と気づいているにもかかわらず、回答者は娘の言葉を心無い一言、と断じている。

更に、娘は何か問題を抱えているのかもしれないと書いていますが、抱え込んだまま手放せずにいるのは、相談者本人です。

自己満足でも、誰かが喜んでくれれば、という考えは見直さなければなりません。

若い時、見て見ぬふりをしたことの贖罪からの行動は、本当の善意にはなりません。

先ず自分と向き合い、心が整理されなければ・・つまり自分自身の心が癒されない以上、本当の「善意」とは言えないのです。

※　太字は、相談者本人の言葉です。

「誰かが喜んでくれた」と自己満足でいいの？