タモ・竿
タモ作りは初めてでしたが昨年からトータル約一年半
かけて作ったのでお気に入りのものができました。
タモ作りはいまいちわからない部分がありましたが、
他のブログ等を拝見させてむらった事と自分が
実際に作ってみたことでざっとこんな流れになるのでは
ないでしょうか。
1、11月~2月の冬の時期のカヤ、モミ、杜松(ネズ)の木の枝ぶりの良いものを
伐採する。(木が一年で一番乾燥している時期)
2、すぐに皮の付いたままの状態で適当に紐で輪を作って水に浸して置く。
3、しばらくすると木の皮が剥けてくる。(和歌山県の自作の方は、山から伐採したらできるだけ
早く木の皮を剥きなさいと記述されていましたが、郡上地方は皆がこうしなさいとアドバイスします)
4、木の皮を剥いだら、木に水分がある状態で、ヤカンで湯を沸かし曲げたい部分に当てて、当て木等を
使ってできるだけきれいな丸になるように整え、紐などでその状態を固定する。
(郡上の方のブログで、枠の部分の木の皮をわざと残し、その上からバーナーを当てて枠の
形を整えると記述されている方もいました。こうすれば、木の皮を剥けば焦げ目がつかずに早く整えることができるそうです)
5、紐などで固定した状態で数か月乾燥(陰干し)させる。
6、枠の繋ぎ目を固定する。この部分はある方のブログが大変参考になりました。
私はつなぎ目の小口を適当にナイフで削って合わせていましたがこの方法だと小口を削りすぎる場合があり、初心者の泣き所だと思っていましたが、二本の枝を重ねて固定してその間を斜めにのこぎりを入れる方法が紹介されていましたので、なるほどと感心しています。
さらに二本の小口の重なったところに竹串を入れて接着剤で固定するというものです。
7、タモの塗装(昔は塗りなどせずにそのまま使ったそうです。)
現在はカシュー塗料の重ね塗りをする方がほとんどです。
(写真の塗りは一度カシューの黒で全体を塗り完全に乾燥してから金箔を蒔いて、乾燥したら上に
カシューの透けを塗って、完全に乾いたら、200番のペーパーで研磨し、F1,F2,ウルトラフィニッシュのバフで研磨して艶出し剤で仕上げたものです。藤ツルの部分は摺り漆で4,5回)
*塗りの前に鹿の角を付ける事を忘れると結構厄介です。写真のタモの鹿の角は塗ってから取りつけたモノですが、角と柄の小口に段差ができたので、鹿の角の不要部分をペーパーで削って角粉を作り
接着剤に混ぜて練ってパテを作りそれで段差をなくしてからつなぎ目に藤ツルを巻来ました。
鹿の角の取り付けは塗りの前にやるべきですね。ちなみ取り付けには、タモの柄の小口と鹿の角の
小口にコンクリート釘の頭を切ったものを埋め込んで接着剤で固定してあります。
8、網の取り付けは、近所の釣り具屋さんにお願いしました。
器用な方は網のみ購入して説明書通りにやれば取り付けができるそうです。



