　川の水量が１０cm高まで低下してきて、天気予報では明日からまた戻り梅雨予報。

　以前から沈下橋下流と大屋戸大橋の間の瀬が気になっていました。川に入るのに少々段差があります。

　何時ものようにダム湖産のチビ鮎が掛かりました。囮にならないので、即放流。囮が弱ります。

　２匹目の養ちゃんに登場してもらい、背針と重りで大石の下の波立ちでじっと待ちます。

　ようやく囮サイズとしては十分な鮎が掛かりました。ここからは囮の動きに主体を持たせるため重りを外します。

　ここからは午前中入れ掛かりモードです。入れ掛かりとなるとバラシも当然出てきます。

　流心に元気な囮鮎を入れていますので、掛かり鮎は１６cm以上の黄色い鮎ばかりで、ダム湖産のチビ鮎は最初の1匹だけでした。

　大屋戸大橋上流です。対岸の人もぼつぼつ掛けています。

　橋の下は瀬の開きになっています。ここでも掛かりますが、型は少々小さくなります。

　引き船の中が窮屈になってきましたので、１１時半の早上がりとしました。

　午後は場所替えしようかと思いましたが、ダム湖産チビ鮎と、いつも鯉に仕掛けを切られることが脳裏を蘇り、今日は同じ場所で釣ることにしました。

　午後もぼつぼつ掛かります。下に広大なトロ場があり、同じ場所でも釣り返しが利くのではと思います。

　強力な引きで強引に引き抜きますが、空中で糸切れ、囮も掛かり鮎も大型でした。

　原因は私の責任です。長く使ってきた０．０４号の複合糸が石に擦れて疲労していたのです。

　下のほうを切って捨て、小沢式の現場でのジョイント部分の付け替えをしてみました。瀬の中で立ったままで、しかも風があり、テキパキとはいきません。ジョイント部分を複合糸に無事綱渡りさせ、編み込みを広げてみました。動かないのでOKです。０．４号のつまみ糸にチチワを作りジョイントに取り付けます。これも風があり時間がかかります。次につまみ糸に鼻環仕掛けを取り付けます。念のため引っ張ってみると簡単に切れました。切断個所は複合糸です、竿を寝かしていたため、大石にこすれて、かなり上のほうまで劣化していました。現場での小沢式ジョイント交換は、石の角に当たって切れた場合に有効なようです。

　最近の複合糸の強さを信頼して、安心しきってバンバン引き抜いて、仕掛けの点検をしなかった自分の責任です。点検はこまめにすることが循環の釣りにつながります。大型２匹の放流は痛恨です。

　複合糸をやめて０．０６号のアーマードに張り替えました。瀬の中での交換作業に１時間ほど無駄にしました。アーマードでもよく釣れました。何年か前から持っていた3本チラシも試してみることにしました。4本錨が深く刺さると外すのに手間取り、鮎のダメージが大きい時がありますが、3本チラシは1本づつ外せますので、ダメージが少なく、バレもありませんでした。下から上流に向けて釣り上がり、３時半納竿としました。

　いつもながら撮影をよく忘れます。帰宅後の撮影になりました。

　ダム湖産の１０ｃｍチビ鮎を除くと１６ｃｍ～21㎝強で全部真黄色の鮎ばかりでした。

　鮎も大きくなり、次回からは複合の０．０７号にします。

名張川釣行