アクセスありがとうございます。
色の伝道師、関みゆ紀です。
私の母は、「洋裁師」で、
小さい時からミシンとアイロンに向かう母の後姿を見て育ってきました。
75を越えた今でも、オーダーを取ることがあります。
母の糸箱。
今はもうバラバラになってしまいましたが、
写真の糸を色毎にグラデーションしていくのが、
私の幼い頃の遊びでした。
オーダーで洋服を作ったことがある方や、
お母さんの手作りの洋服を着ていらした方はおわかりだと思いますが、
採寸を取って、自分だけの洋服を着る時の想いは、格別です。
職人は、その人を想い、その人の為に、一針一針縫いあげて行きます。
肌に吸いつくというか、その自分だけのフィット感は、何とも言えない良さがあります。
モノ作りの家に生まれたのに、私はモノ作りに全く興味の無い人間になってしまいましたが、
モノ作りに全力を傾ける人を見ると、意気に感じ、応援したくなります。
立ち上げて間もないブランドですが、
オーダーを受けて、その方の為に、一針一針縫いあげて行きます。
tokirisブランドの良さは、、柔らかなニット、コットン、麻などをたっぷりと贅沢に使い、
女性らしさを醸し出す流線型の優雅なフォルムにあります。
デザイナーには、常にお客に誠実にありたいというポリシーがあります。
私がワークショップをやらせていただいているcaquさん。
こちらもこだわりのデニムショップです。
アーミー、ダッフルコート、カーゴパンツ、
それぞれの服が生み出された背景や歴史を再現し、ディテールにこだわっています。
人の生活に欠かせない、お米やパンのようなデニムを目指す。
それが、caquさんの心意気です。
色の仕事を始めて、素敵なモノ作りの人々に出会うことになりましたが、
皆さん、糸の想いを抱いています。
布は、糸が一本一本寄り合わさってできたもの。
一つ一つこだわっていくその作品は、糸の想いから出来あがったものです。
小指と小指を結ぶ、赤い糸。
糸はご縁を繋ぎます。
作る作品もまた、ご縁を繋いでいくのです。
さて、私の名前、 関みゆ紀
私も己の糸を繋いでいきます。
モノ作りはいたしませんが、
色モノを通して、皆さんとご縁を繋いでいきたいと思っています。
もうすぐお盆。
手始めに実家に帰って、バラバラになった糸の色のグラデーションを、
繋いできます。