アクセスありがとうございます。

色の伝道師、関みゆ紀です。


火曜日、こんな出来事がありました。


朝、いつもより半分以下の稼働率の東海道線。

すし詰め状態の車内。


品川駅に着いて、扉が開いた途端、下車する人々が雪崩のようにホームに押し寄せました。

扉の側にいた私は、危険を感じて、

ホームに降りた途端、扉の脇に避けました。


「ゴンっ」


何かがぶつかる物凄い音がして、反対側の扉の脇を見ると、

弾き飛ばされて、柱にぶつかり、頭から血を流して若い女性が倒れていました。


幸いなことに、意識ははっきりしておられ、お話することもできていたので、

駅員さんが救急車を呼び、運ばれて行きました。


恐らくですが、私の隣に立たれておられた女性だったのではないかと思います。

ボーっとしていて、それすらも定かではないのですが・・・。


車内は一刻も早く目的に着きたい人々の競った想いが渦巻き、

殺伐としていました。

無理も無いです。

皆自分の成すべきことに忠実に動いているだけなのですから。


それにしても、あんまりに、他人に対して無関心な自分に気付きました。


私も自分が降りることだけしか、考えていませんでした。


人には、言葉があるのに。


降りるのに夢中になる前に、一声掛ける言葉があるのに。


その後、東京駅に着き、

駅の構内の売り場で、お弁当を買おうとすると、


私の目の前に、赤ちゃんを抱いている女性がいました。

お財布をしまったのはいいが、バッグの留め金がなかなか閉まらず、

四苦八苦していました。


しばらくすると、


「すみません。閉めてもらえませんか?」

その女性が私に話しかけてきました。


慌てて、バッグの留め金を閉めてあげましたが、

またもや私は無関心でした。


言われるまで、思いもしませんでした。


こんな時こそ、隣の人がどうしてるのか気に掛けてあげたいと思うのに。


他人に対する、普段のあまりの無関心振りが露呈された出来事でした。



対面同席五百生。


お釈迦さまの言葉だそうで、対面したり同席した人は、

この世では見知らぬ人でも、

他の五百の「生」を、なんらかの形で共にしてきているのだそうです。


私の隣にいる人は、自分の親だったかも知れないし、兄弟だったかもしれない。

そんな風に考えると、隣の人も大切に思えてきます。


こんな時こそ思いやりを。

一人のピリピリは、他人に伝染します。


今日の電車は、ピンクを思い浮かべながら、深呼吸していました。

こうすると、気持ちが落ち着き、心に余裕が出てきます。


東京駅を降りると、赤ちゃんを乗せたベビーカーが重過ぎて、

階段を上れないお母さんがいました。


今度は、

「手伝いましょう」


気付くことができました。


この女性は、ひょっとしたら私の恋人だったかも知れない。

いや・・・それはないな。(ニヤリ)


そんなことを考えると、自然と笑みがこぼれてきました。(アホか)


隣の人は、私の恋人。


明日はどんな恋人と出会うのか。


ピンクパワーで頑張ります。