色モノの伝道師

もし、あなたが、今日、有楽町マリオンの時計の前で、

全身白に身を包み

サンドイッチを頬張っていた女を見かけていたとしたら、

それは、私です・・・。


東京駅と違い、丹下段平は現れませんでした。

(分からない方は、こちらへ)

http://ameblo.jp/irono-dendoshi/entry-10541454188.html


本当に今日は忙しかった。


午前中、10時から12時まで浦安で幼稚園ママさん向けの、

カラーセミナーを行い、

13時に間に合うよう会社に戻り仕事。


有楽町マリオンで、友人と映画を観る事になっていたので、

17時15分に会社を後にして、

国際フォーラムのチケットぴあに向かった。


「せ、せっくすあんどざしてぃーつー に、2枚ください」


立て板に水の如くスラスラ言おうと思っていたのに、

やはり噛んでしまった。

何て言いづらいタイトルだろう。

言う時に、とても緊張してしまう。


何とかかんとか、チケットを購入、待ち合わせ場所の有楽町マリオンの時計の下に向かった。


お昼を食べる暇が無かったので、朝から口にしていたのは、バナナジュースのみ。

たまらず、コンビニで買っておいたサンドイッチを口にしてしまった。

この大都会有楽町で。

全身白の目立つ服装で。


阪急のコーチの女性店員さんと、ショーウィンドウ越しに目が合ったが、彼女の口端が歪んでいた・・・。


許してください。

ホントに耐えられなかったんです。


「SEX AND THE CITY 2」は、痛快な女の友情物語だった。

喧嘩もするけど助け合う彼女たち4人の友情は、笑いあり、涙ありの、心温まるワクワクする映画だった。


「色んなドレス着てたね~」

「ホント、ホント、素敵だった!」


やっぱり、お洒落はやめられない。

一緒に観ていた友人は、20年来の付き合い。

キャリーたちのように、気の置けない友達。


そういえば、もう一つ友情を感じた出来事があった。


カラーの仕事のパートナーである瑞枝さんが、カラーセミナーが始まる前に、

私に一枚のもみじを差し出してくれた。


「子宝の木のもみじなの。

一枚、ハラハラって落ちてきて、その瞬間、MIYUKIさんのこと思い出して、

絶対にこれあげなきゃって思って、ゲットしたの。」


どこかの観光地の有名な子宝の木のもみじらしいのだけど、

それより何より、子供が欲しいと思っている私のことを思い浮かべてくれた瞬間が、嬉しかった。


女の友情っていいものだ。

セミナー前の緊張感が、あっという間に吹き飛んだ。


東奔西走の一日だったけれど、心地よい疲れが体を包んでいる。


きっと明日もいい一日な気がしてきた。

もみじが四葉のクローバーに見える。


さあ、私は彼女に何を返そうかな。