私の連休の前日。


凄く怒る人は凄く面倒見の良い人でもあります。


ようやく怒られる回数が減ったと思ったら、さらに色んな事を教えて下さいます。


ふと計算すると、私まだ5日目だわえーんえーんえーん


「私、お世話になって今日でまだ5日目です。」


「え?まだ5日?貴女よっぽど性格が良いんだわ。


まだ5日とは思えないほどの慣れ具合だわ。


頑張ってるね〜。」←飴か?飴なのか?


確かに私はこの人には平身低頭。


嫌な顔一つしていません。


「5日やったら凄い頑張ってますよ!」←応援に来たイケメン。


この人凄い好みのタイプで。


スラっと背が高くて。


笑うとカワゆすラブラブラブ


離婚して小一の息子さんがいるらしいです。


10歳くらい下かな?


押せそう…


違う違うイヒイヒイヒ


己が欲望を振り払うために!カン君の話を沢山しました。


カン君が束縛が凄いのを感じ取られたみたいです。


私ね。


10月に大開運日が有るんですね。


何年か前に、もう一度石鎚山に登りたくて、前回の友達とは違う友達を誘って、トレッキングシューズを買わせたんですよ。


ところが台風が来て。


四国に行けなくなってしまい、登山出来ず。


そのまま去年は大開運日が無かったりして延び延びになってるんです。


あ!一昨年大神山に登ったくらい。


それで、今年は北東だったのでカン君を気にしつつ、日程だけ空けといてもらう様に頼んだんです。


登山するとしたら、誘うのはカン君より友達だと思って。


数日前に友達から「空けてるよ〜」って連絡ありました。


その話までこのイケメンにしてしまいました。


「それ行かせてくれます〜?


反対されたらキツいっすよね〜。


友達との旅行まで嫌がられたら付き合えますか〜?」

↑これで押せそう判定出したガーンガーンガーン甘い?


「え?行けるでしょ?私50年の友達付き合いの蓄積有るし。


ずっと地元だもん、友達多いし。」


「女友達でしょ?それ反対されたら無いですね。


嫌になるでしょ?」


嫌になるのかな?


この人が離婚したのは自由人だからかしら?


ダメって言われたらどうしよう?ってドキドキしました。


程なく退店時間になりました。


これは…


試練の時かも。


他所で働き出して寂しがってるカン君に、友達との旅行の話出来るかな?


でもキワキワで言うより、早めに言わないと。


連休の中日でお泊まりの約束をして、晩御飯を買ってもらって帰りました。



帰るついでに旅行の報告をしました。


カン君…


一瞬辛そうな表情になり…


心の扉を閉じた顔になり…


受け入れてくれました。


「俺より友達と行きたいの?」


「友達と行きたいと言うか、開運日がカン君と私では違うからね。


トレッキングシューズ買わせてから山登って無いし。


二黒土星同士で行った方がええんよ。」


「そうやって俺から離れて行くねんな。」


「離れたく無いよ。


ただ、私は大事な友達が居るのよ。


…いっぱい…」


離婚とか裏切りとか経験してると、同性の友達の有り難みって凄いんですよね。


大人になってからは中々、友達って出来ないから。


既存の友達って大事だと思っています。


「カン君も友達は大事にしないと。


友達と出かけてくれて良いよ…」


「俺、cookieちゃんより大事な友達なんか居らんもん。


ええよ、行っておいでよ。」


ん?ギリ反対はされて無いのか?


ごめんねカン君。


友達と行く旅行の開放感も知っちゃったのよ。


これは多分、おばちゃんならではだと思うの。


カン君と行くより、断然チープだから安心して下さい。


女友達とだったら、貴方とは違う楽しみがあるの。


許してくれて本当にホッとしたのでした。




この前例で結婚しても大丈夫だろうか?


女友達との旅行…


コロナが無かったらあと三件は増えると思いますねーねーねー


この後も旅先で出会いが有るだろうとか気にするカン君。


私さあ…初老だよ?


もう多分これから知り合う人にとっちゃ、小太りの中年女だよ?


目を覚ませ!カン君!ガーンガーンガーン