お仕事(体験)に1日行って。
すでに出ている里心。
そしてシャンプーで挫けている私に出来る仕事は無い。
ので…
カン君を呼びました。
シャンプーの練習をさせてもらって、それもそれも久しぶりのパーマのワインディングが出来るかどうかやってみよー!
「お金もらって練習して良い?」
「もちろん良いよ、何時から行けば良い?」
「9時でお願いします。」
「え?俺朝から並ぶの?」
って前日に話していました。
カン君が来る〜
……ありりん?ちっとも来ません。
マネージャーには彼氏が来るって伝え済みです。
「全然来ません
昨日2回目のワクチン打ったからですかね〜」
「え?昨日ワクチン打ったの?
それは来られへんのんちゃう?
熱出てるんちゃうの?」
「でも大丈夫って言ってたんです。
夜からLINE未読スルーなんですけど。」
「それは寝てはるんちゃいます?」
今日のスタッフはマネージャーと30歳くらいのパートさんと、どこかのお店からの応援の方でした。
朝からバタバタして。
またまた出来る事を一所懸命にしました。
一段落ついた頃、男性の声がしました。
きゃあ
カン君です!
一気に緊張がほぐれました。
「あ!すみません!私が呼んだ人です!
入っても良いですか?」
「もちろんもちろん。
「シャンプーするよね?」
「うん、何でもして。」
先ずはシャンプーの練習台になってくれました。
2回洗って、もう一回練習しても良いか尋ねると、もう腰が痛いから嫌って
昨日はお風呂も入らずに寝て、栄養ドリンクも飲んで無いそうです。
何にも言うこと聞かないカン君。
やっぱり身体はだるいみたいで、朝から37℃の微熱があったそうで、熱が下がったので来てくれたみたいです。
シャンプーの後カットして。
今度はパーマの練習台
あら✨全然巻けるわ、ワタクシ。
「巻けるわカン君。」
「それで大丈夫なん?」
それが、巻くほどに勘を取り戻して。
綺麗に思い出したのは最後から5本目くらい。
楽しくなっちゃって。
「もう一回全部外して巻いても良い?」
「嫌や!」
練習台になってくれるって言ったじゃ無いかー!
でも、パーマ液掛けちゃってるから。
早くしないと髪の毛ボロボロになりますわね
との事で、一回で諦めて。
放置タイム。
カン君の髪の毛太くて硬いので当たりにくそうで、1番強いお薬をあらかじめマネージャーに訊いておきました。
だからか、沁みるらしい。
痛い痛いってカン君。
言ってるうちに2液の放置タイム。
2液を掛けると落ち着いたみたいです。
普通のサロンは7分2回だったと思うんですけど、流石の低料金サロン。
1回で15分放置らしい…
ロットを外すと、あら!綺麗に当たってるじゃないの←コラッ!
そしてカン君は目の下にクマを作りながら帰って行きました。
無理して来てくれたみたいです。
しんどそうに帰って行きました。
「cookieさんに似てるね。そっくりやわ。」
「似てますか丸いだけじゃ無いですか?」
「cookieさんもハーフみたいやもんね。」
「え?ニューハーフっぽいですか?」
「いや、濃いー顔してはったから。
cookieさんも濃いーですもんね。」
「私は化粧取ったら何にもありません」
え?2人してディスられてます?
来てもらわなきゃ良かったかな?
似てるって言われると貶されてる気しかしません。
でもでも、カン君の仕上がりを見て、私のカットとパーマは大丈夫ってマネージャーが判断して下さって、ガンガンお客様に入れてくれる様になりました。
カン君のおかげです🙏✨
お仕事終わったら、またまた百貨店で待機してくれていたカン君。
息子は友達の家に泊まりに行っているみたいです。
「☆☆おらんねん。娘の分だけで良いねん。」
私と娘に少な目の晩御飯を買ってもらいました。
そしたらチョコバスクケーキの催事が来ていました。
「美味しそう。」
「買いなさいよ、cookieちゃんお疲れやねんから。」
「じゃあ2つ。」
「2つで良いの?」
素直に引き下がるカン君。
珍しい…
チョコバスクケーキを買ってから
「実はケーキ買ってあんねん。」
「え⁉️何個⁉️」
「6個」
もちろんめちゃくちゃ怒りました。
娘も私が持って帰った計8個のケーキを見て、
「なんでなん⁉️」
って。
カン君!それ全くの無駄遣いよ!