私には同市にそっくりな人がいるみたいです。
年齢も同じくらいなのだと思います。
初めて存在を知ったのは高3の時。
市の繁華街に買い物に出た所、前から見るからにヤンキーの男の子が歩いて来ます。
「お!□□ちゃん!」
ナンパだと思いました。
「は?違いますけど!」
睨めつけるように言うと
「あ、違うねん、ホンマにそっくりで…
人違いです…ホンマにごめんなさい🙏」
ナンパじゃ無いのね、睨みつけて悪い事したなと、思いました。
また別の日には前から歩いて来るヤンキーの女の子がめちゃくちゃ私に手を振って来て。
もちろん知らない人なので知らん顔してると、私の横を通り過ぎると手を下ろしてしまいました。
↑これは何度か有りました。
そこから数年経ち…
彼氏の数には入れていないくらいのお付き合いの男の子に、突然切れられました。
「お前、俺の事弄んでるやろ?」
ん?何かバレたのか?
「スカイラインの助手席乗ってたやろ!」
いや、マジ乗ってねー、知らねー。
「えー、スカイラインなんて乗って無いよ。
あー、その辺に私そっくりな子がいるみたいやねん。
何回かヤンキーに間違われた事あるねん。
そっくりらしいわー。」
「うわぁー、上手い事言うわぁー。
お前怖いねん。」
いや、マジなんすよ。
それきり振られてしまいました。
本当の事を言ったのに好きでも無い人に振られると言う悔しさ
因みにワタクシ、顔がヤンキー顔なだけで、人生でヤンキーだった事は1日もありません。
そこからまた何年か経ち、交際中だった元夫の家からバスで帰っていると、知らないおじさんから
「元気?まだ✖️✖️(聞こえなかった)におるん?」
誰だろう…父の知り合いかしら?
「あ、はい…」
なんだか気まずい雰囲気になりました。
その方は先にバスを降りて行きました。
「ほな、また行くわな〜!」
ここで気が付きました。
また例の子と間違われている事に…
スナックなのかな?何かのお店で働いているらしい…
それからまた何年も経ち、成人式の日にお客様のセットをしていると…
「お姉さん昨日勝ちましたか?」
「え?何に?」
「昨日スロット打ってませんでした?」
「私、パチンコ屋さん行った事無いねん。」
「え?ホンマに?あーそう言えばお姉さんの方が綺麗です。
今日、綺麗やなぁと思って…」
朝3時から働いていた日で、綺麗なはずは無いので、上手くはぐらかしたのだと思います。
驚いたのはこの時は子供を2人産んだ後で、前に間違われた時より10キロ太っていました。
それでも間違われるって事は、その人も太ってるって事ですよね?
そこから20年近くたった今、息子は私のお気に入りの店のバイトを辞めて、パチンコ屋さんで働き出しました。
このパチンコ屋さんには、息子の友達が先に働いていたようで、
「☆☆(息子)の母ちゃんって、パチンコしに来てる?」
って言われたそうです。
そしたら昨日、その人が来ていたみたいです。
「そっくりやった?」
「うん、後ろから見たらオカンそのものやった。」
「え?顔は?見て無いん?」
「そんなん回り込んで見られへんわ。」
「ママンその人とずーっと若い頃から間違われ続けてるねん。
一回見てみたいから次来てたら電話してよ。」
「あかん、仕事中携帯持たれへんもん。
大体ドッペルゲンガーやったらどうするん?
会ったらオカン死んじゃうで!」
私とそっくりな人が、ヤンキー→スナックの姉ちゃん→パチンカーと生きて来た場合の仕上がりが気になって仕方ありません
幸せなのかしら…
幸せに笑ってたら良いな。
↑の話をカン君にすると、カン君も興味深々なんですけど、ギャンブル厳禁カップルなので、度々偵察に行くわけにも行かず…
どうしたら見られるのか?作戦を練ろうと思います。
ドッペルゲンガーだったら…
それはそれで面白いかも