してる最中に私の気持ちが萎えてしまう。


なんでかな?って思っていたのですが…


カン君のお腹が邪魔で、私の好きに出来ない。


私の好きに出来ないと言う事は、私の好きな所に当たらない。


カン君を大事にしなきゃと思っているし、ほぼ24時間365日監視下にいるのも有るし、他所で済まそうと思うと自動的にお別れになる。


余所見をする間も無く、不発を繰り返していると、しなくても良くなる。


しなくて済むとホッとする。


そうするとカン君にとっても不幸な事では無いか?と思い始める。


お付き合い初めから満足するのは無理だって思っていたんですけど。


思い起こすとお付き合いしたての頃は出来ていた事が出来なくなっています。


このまま女を卒業するのも嫌になるし、カン君が痩せてさえくれればもう少し良くなるはず!と思って…


痩せなきゃしない宣言をしました。


ところが全然痩せません。


「そのお腹見たらする気が無くなるのよ。


ちょっと痩せてよ。


ずっと言ってるのに太る一方やん。」


「俺の中身を見てよ!


中身は男前のつもりやで。」


「人は見た目が9割らしいで。」


中身が男前なのは知ってる。


尊敬もしてる。


でもそれは私の身体に火が着く事では無いのですえーんえーんえーん


でも言っても言っても無理で。


なんなら私も太って来てて。


私はそこまで満足してないのに、いつもしたがるカン君を見ていると、カン君こそ私の気持ちを無視して、私を好きにしているだけなんじゃ無いかと思ってしまう。


被害者意識が出てしまう不思議。


大事に思ってくれてるのは分かるのに…


と、やっと私の気持ちと身体のメカニズムが分かってちょっとスッキリ。


届かないものは仕方ない。


でも絶対に言ってはいけない事なはず。


男の人は繊細なのだ。


「もっとお腹を引っ込めるか、チン○を伸ばしてくれ」


なんて絶対言えない。


ので、カン君が私を追い詰めませんように🙏


と、黒々したものが私の心を渦巻いております。





日曜日の晩御飯は、息子も誘ってくれて焼肉屋さんに行きました。


予約してくれて3階建ての最上階に通されました。


「あー!トモ(仮名)!トモや!cookieちゃんトモ!」


カン君が友達を見つけて自分から声をかけるなんて珍しい事です。


元奥様の不倫離婚で鬱になった時に、嫌いになって縁を切った友達が沢山いるようです。


こないだはそんな友達の一人とバッタリ会って、声をかけられて迷惑そうでした。


その中で唯一、そばに居てくれて親友だと聞いていたトモ君がいるみたいです。


「おー!カン!久しぶりやなぁ。


よー肥えて、分からんかったわ。


なんですと?


「初めましてcookieです。


お名前はよく伺ってたので、初めてお会いした気がしないくらいです。」


「こっちがトモで、あちらが彼女のチーちゃん(仮名)」


カン君、「よー肥えて」をフル無視。


私と知り合った日の翌日くらいにトモ君と会ってるので、一年半ぶりかしら?


やっぱりカン君、太ってたのねイラッイラッイラッ


それも見て誰か分からないほどだなんて!


毎日見てるからそれほどとは…


ちょっと頭がクルクルしました。


焼き肉屋さんに来ると私が焼くので、カン君と息子が並んで座って、私が一人で対面に座ります。


「一人で広いとこ座って〜。」


「だってお肉焼くやんか!カン君が焼く?」


「嘘嘘」


いつもはそんな事言わないので、トモ君に釈明?してるのかしら?


食事は和やかに進み、焼き肉と私はチゲ鍋を食べて、食べ過ぎてお腹パンパンえーんえーんえーん


相変わらず仲良しなカン君と息子音譜音譜音譜


カン君もお腹いっぱいみたいです。


息子がご飯とお肉数枚を食べているところで、トモさんがお帰りになるみたいです。


「あ、ちょっとトモ帰るみたいやからタバコ吸いに出て来るわ。」


カン君がトモさんを追いかけて出て行きました。


私もタバコ吸いたいけれど我慢しました。


ゆっくり話して来るかなぁと思って、私はハイボールをお代わりしました。



カン君はそこそこゆっくり話して戻って来ました。


ハイボール頼んで良かった。


「あんな大きい息子さんいるようには見えへんなって言うてたよ。」


「それで?他には?」


「チーちゃんも綺麗な人やねって言うてたよ。」


あ、私はチーちゃんに触れて無かったガーンガーンガーン


「私、チーちゃんの事何にも言うて無かった!」


「チーちゃんお肌が綺麗って言うてたよって言うといた。」


「それ、他に誉めるトコ無い人に言う事やんか!


女優さんに似てるって言うてたとか言うてよ!」


「お肌褒めといたら間違い無いねん。」


きっとトモさんもチーちゃんも私の事何にも言って無かったなねーねーねー


チーちゃんは女優のりょうさんに似たスリム美人さんでした。


「そんで?」


「え?何?」


「他にも何か言われたやろ?」


「………凄い肥えたって言われたよ!」


そうそう、それが正解ウシシウシシウシシ


聞きたかった答えが聞けてスッキリ合格合格合格


私だけが言ってたらいじめてるみたいですもんね。


トモ君ナイス👍✨