一所懸命モンハンして。


疲れたので…


カン君を見ると。


なんだか新聞?読んでる。


白い紙。


競馬新聞だわガーンガーンガーン






私の幼い頃、私の住んでいた文化アパート店舗付き。


六畳二間。


お店は母が優しいお姉さんと3人で営んでいました。


店の前は砂利道。


本当に何にもなくて、今でも西部劇見ると、その光景を思い出すくらい。


そんな砂埃の街が、私が物心ついた頃、道がアスファルトになりました。


一気に村から街に変わって行きました。


そしたらパチンコ屋さんが2軒出来て。


母が通い出しましたガーンガーンガーン


仕事してない時はほぼパチンコ屋さんに。



私が小1の頃、弟が生まれて。


父は毎晩近くに出来た飲み屋さんに行きました。


母は…


お仕事終わったらパチンコ屋さんに。


泣く弟と小2の私2人。


小2の私には弟がなんで泣くのか分からなくて。


おぶって、近所を歩いていたのでした。


パチンコ屋さんに行けば母がいるのは分かりつつ…


母への制裁の気持ちもあったと思います。


そして父も母も怖かった私は、近所のおばちゃん達が声をかけてくれるのを期待していたのだと思います。


でも夜だったので、近所のお店は閉まっていて、誰にも助けを求められず。


私の背中で眠った弟。


今度は私が泣く事に。


重かったんです。


でも意地っ張りで、助けてもらわない事には帰れませんでした。


そこへ飲み屋から、父が出て来て。


「お前は何をしとるんや?


お母ちゃんどうした?」


「おらんもん。」


母の行き先が分かった父がパチンコ屋さんに母を迎えに行き、DV夫だった父は母を殴りました。


それから母はギャンブルをやめて。


私にも弟にも、ガチャガチャすらさせてくれませんでした。


孫であるウチの子達にも…


「ギャンブルだから!」


ってガーンガーンガーン


なんとおみくじさえ、禁止。


なので物心付いてから、周りにギャンブルをする人は居なかったんですよねねーねーねー


多分何にでも依存してしまう母は、自分で勝手に根本治療したんだと思います。


お酒はやめられなかったみたいですが…






そんな育ちなこともあって、私はギャンブラーが嫌いです。


若い頃は私と付き合ったらパチンコしてた人にでもやめてもらったし。


やめなかった人とはお別れして来ました。


元夫も全くギャンブルはしなかったので、ギャンブルする人を見たの自体、とても久しぶり。


ギャンブルする人は、私と同じ世界には居なかったんですよね。


30年近く。


カン君の競馬新聞を見て、とてもとても引いてしまってzzzzzzzzz


別れたい


って強く強く思いました。


頭がクルクルしてしまって。


カン君はテレビで競馬中継を見る始末。


この人無理


「ねーねーカン君さー、漫画読んでゲームして、博打って…


ダメ人間じゃん、馬カスやん。」


「なんでよ!ちょっと買っただけやん!」


私は無理。




ヤモメさんを嫌いになったキッカケって、ヤモメさんが大金の入ったお財布を2度も落とした事なんですけど…


その時並みに私の気持ちはサーッと音を立てて引いてしまったんです。


ウンザリ


「私、ギャンブルする人無理やねんけど。」


「cookieちゃんやて、宝くじ買おうとしてたやん。


あれギャンブルやん。」


あー、嫌い。


宝くじと競馬、一緒にしないで欲しいし、そもそも私「宝くじでも買おうかな」って言っただけで買ってないし。


「宝くじ買おうかな?」


と、


「馬券買おうかな?」


は全然違う。


「cookieちゃん、数字何が好き?」


「好きな数字なんて無い。」


「今度競馬場行こうよ、凄い迫力やで。」


「動物園で良い。」


「そうやな、俺も動物園行きたい。」


私が引いた事を察知したのか、話は変わって行きました。




カン君、お金に困ってるのかしら?


やめて欲しいけど…


やめてくれたからって私と気持ちが戻るのかしら?


いや、本当にしばらく会いたく無い。