お泊まりして、夜にＨしなかった次の日の朝、私はちょっとした緊張感があります。
帰るって言って良い物なのか？
「平日は致しません」宣言をしているので、次にＨするのは一週間後になるんですよね。
多分今まで付き合った人だったら、寝てる所を襲われてると思うんです。
カン君はそれはしてきません。
私に拒絶されるのが辛いのと、喧嘩をしたくないカン君は、私の嫌がりそうな事はしないんです。
ここはすごく偉いと思います。
さて今日はどうしましょう
賞味期限が来てるお餅があるので、きな粉餅にして朝ご飯にしました。
前に缶切り買おうって言ったら
「今時缶切り使う缶詰なんか無いよ。」
ってカン君が言い、缶切りがなかったせいで、あんこの缶詰が開けられませんでした。
「カンクーン、これ、缶切り要るみたいよー。」
ってあんこの缶詰でグリグリしてやりました。
おぜんざい食べたいって言ってたのに、食べられないのは自分のせいですからね
腹ごしらえしてから、2人であつもりを始めてしまい、これではまた、平日に襲われるので、もうちょっと寝ようってベッドに誘って仲良ししました。
任務完了
「そろそろ帰ろっかなぁ。」
「えー、なんで？cookieちゃんのお家はここやで。」
「ずっとここにおるやん。
cookieちゃんのお家は猫がおるねんで。」
「cookieちゃんの靴買いに行こうよ。
息子ちゃんも誘おう。」
「いや、息子は学校やし、そんなにいつもいつもなんやかんや買ってくれんで良いよ。」
「前から言うてたやん、南堀江。
ちゃんとしたスニーカー買ってあげたいねん。」
って言ってくれて、またまたお買い物に。
私の車に乗り換えようと言うと、そんなん面倒やからって、また軽トラでお出かけです。
「お尻も腰も首も痛いのよ。」
「高速でビャッと行くから大丈夫。」
「軽トラで高速も怖いんだってば！」
華麗に却下されました
お昼ご飯はジョリパスへ。
カン君はなんと、ジョリパス初体験らしいです
ウニがメニューから消えて、悲しみに暮れました。
南堀江、初めて行ったんですけど、凄くオシャレな街でした。
息子が好きなブランドのショップがずらり。
かと言って客層は若い子だけでも無くて。
お年寄りから子供までって感じなんですけど、街並みから誰も浮かないんですよね〜。
古いビルを改装した感じだからかしら？
独特な雰囲気でした。
キタとかでは目を引きそうな奇抜なファッションの女子が多かったし。
歩いてるだけで楽しかったです
「あそこも息子さん好きそう！」
「ここ、息子さんが言うてたブランドやで！」
「息子さん居たら喜んだやろうな〜。」
「そう言う時に呼び捨てしたら、会った時に呼び捨てしやすいんちゃう？」
「いやあ〜、それは…まだ呼ばれへんわー。」
「本人が呼び捨てにしてって言うてるのに。」
「またな、ボチボチね。」
オリジナルの革製品を作ってるお店に入りました。
首から小さいバッグを下げたいみたいです。
小さいバッグ、男の子にも流行ってるんですね〜。
息子が選んだ時、
「何入れるん？」
って言ってたのに、仕事の小物を入れるのに便利だと思ったみたいです。
ただ…首から下げるのか？
チラッと目星を付けて、目当ての靴屋さんに。
「息子さんこれ好きそうやわ」
「息子さんにはこれ履いて欲しいな」
「息子さんはこんなんどうかな？」
カン君、息子目当てなのかな？
「息子の方が好きなん？」
「あ、ごめんごめん。
cookieちゃんの靴買いに来てんもんな。」
カン君が選んでくれた靴の写真を撮って、息子に送りました。
授業中なのか、返信が無いので、違うお店も見て回る事になりました。
カフェと観葉植物屋さん併設で、最早何屋さんか分からないお店に入りました。
チラッと見たカーデガンが93000円！
本気？老眼？見間違い？
「カン君！ちょっと来て！これ、何桁？」
カン君は超近眼なので、コンタクト着用なので、老眼ではありません
「うわっ！なんやそれ！触ったらあかん！」
「見た？あれってさ、生まれて３日以内の子羊の毛とかじゃ無いとあり得へんよな？」
「生まれて３日以内の羊の毛ってあるの？」
「知らんけど。」
特にハイブランドでは無いと思うのに(知らんけど)何が有ったんでしょうね〜。
あれ見て慌てて二人で飛び出しました。
だんだん日も暮れて来て、入りたいお店に次々と入って何も買わず
カン君のお気に入りの服屋さんに入りました。
カン君は通販でも買うくらいこのお店が好きみたいです。
お店に入るとそそくさと消えてしまったので、レディースのところを見ていると、なんだか見た事あるmormatのダウンが有りました。
「そちら半額になっておりまして大変お得になってます。
リバーシブルなんですよー。」
との事で裏を見ると…
間違いない、去年カン君が着てたやつだわ。
半額ですって。
沢山あるわ
「それ俺がcookieちゃんと初めて会った日に着てたやつやで。」
「半額ですって。」
カン君無言でどこかに行きました。
時の流れを感じますね