解体さんのお家に着くと、お腹が空いたらしい解体さん。

解体さんの晩ご飯、作ってれば良かった。

今日の私はどうかしてる。



買い物デートした時に昼から呑んだ居酒屋さんに行きました。

この後仕事なので、2杯ずつだけ飲みました。

もう島人さんのお家には行けません。

この日も凄く楽しくて。

解体さん、イケメンでも無いのに、見てるだけで面白くて。

ずっと笑って食べるから、何食べても美味しいんだろうなと思いました。



 

解体さんのお家に帰って、ソファーに座ると、ビール効果も有ったのか、解体さんがカッコ良く見えてしまいました。

島人さんの所に行ってしまったかも知れない、自分を感じて、絶望的な気持ちになっていました。

私はこの人から離れられるかしら?

この人に愛想尽かされたら、生きていけるのかしら?

勝手に切なくなって、もっともっとってキスをしていると、仲良ししていました。

なんだか手技が凄くて、今までより遠慮が無くなったのか、常に意地悪されている事への反発なのか、とても凄い事してくれます。

果てても果てても許してくれません。

沢山食べてくれます。

繋がってからも、我慢してくれたのか、気持ち良すぎてヨレヨレになりました。

勝手に別れを覚悟して、勝手に切なくなって、勝手に愛情が溢れてしまいました。


気付くと日付が変わる時間になりました。

仕事って出て来たので、帰らねば。

領収書の整理と、打ち込み方の講習は、すぐに終わりました。




帰ったら夜中の1時でした。

今夜も島人さんの家に行かなくて済みました。

島人さんから、私が家を出た直後からのLINEが何通か来てました。

最後にくれたLINEは、明日から仕事なので、もう眠ると書いてありました。

一応、帰り着いたとLINEをすると、速攻で電話がかかって来ました。

「えらい遅くまで仕事しててんな。

大丈夫か?

俺、なんのかんの言うても、cookieちゃん来るんかと思って、ずっと内鍵開けて待ってるねんけどな。」

「お正月と同じ事言うてるやん。

今行ったって、また週末には連絡無くなるんやろ?

あの3ヶ月、私がどれだけ辛かったかとか、想像出来へんの?

不倫してる訳でも無いのに、順番とか。

どれだけ惨めな思いしたと思ってるん?

私がカギ返しに行ったのも、どんな気持ちで行ったか分かって無いやろ?

もう、ひとみちゃんと別れる事は無いって、私の事を都合良く抱ける女やと思ってるだけなんやって、もう終わりって。」

「辛い思いしてたのは分かってる。

でも、本当に俺あの子とは、別れるつもりでしか無かったから。

やっぱり俺と付き合えるのはアンタしかおらんって。

結果出そうと思って、頑張って結果出たんや。

アンタは仲良くしてるって思ってるみたいやけど、そうじゃ無いって。

言いたかったけど、アンタとは顔見て話しな、拗れる一方やから。

俺が行くのが筋なんも分かってる。

でも車壊れたから。

直るまで我慢しなあかんねんやろうけど、我慢出来んかった。

抱きたくて仕方ないねん。」

ひとみちゃんと別れた事を、私の為に頑張ったと言いたいらしいけど…

遅くない?

半年も経ってからそんなこと言われても、府に落ちません。


お話、とても長かったんです。

分けちゃいますけど、どうしても書きたいので、我慢してお付き合い下さると嬉しいです。