お澄まし雑煮。
私は白味噌のお雑煮が好きだったので、結婚してからは白味噌のお雑煮ばかりでした。
副ちゃんのリクエストに応えるにあたり、お澄まし雑煮レシピを検索しました。
ホウレンソウは洗って湯通しして、冷凍しておきました。
お出汁、副ちゃんの家で作っても良いのだけど、薄口醤油、みりん、酒。
全部持って行くのも面倒なので、お汁は作っていく事にしました、
こんがり焼いた餅を投入との事なので、味付けも完成。
タッパに入れて持って行きます。
ホウレンソウ、鰹節、餅6個。
お風呂に入ってメイクして、いざ副ちゃんのお家へ。
私、運転すると目が覚める方なんですけど、めちゃくちゃ眠たくなってしまって
死ぬかも…
思ってたより近かったです。
「着いたよ〜」
「いらっしゃ〜い」
「あれ？ご飯炊いてるの？」
「もし、雑煮が無かったら緊急事態になるから、緊急事態に備えて炊いとったんや。
どれどれ、それ雑煮か？」
「うん。
味見てみて。」
タッパから鍋へ移して、味見…
副ちゃん、指を入れて舐めました。
「どう？」
「全然分からん。」
そりゃ、指の味しかしないんじゃないかしら？
「もうホウレンソウ入れといたらええんちゃう？
餅はどこで焼くの？」
「え？餅みたいなもん、焼かへんで、ここへ入れるんや。」
お出汁、もう完成してるの。
人が持って来たお餅を 餅みたなもんって！
「そんなもんでお餅炊いたら、煮立って辛くなるんちゃう？
焼いてよ。」
ほら、そんなもんって言っちゃった！
「焼かへんって。
ここへ入れるねん。」
お汁にどんどんお餅を入れる副ちゃん。
全部入れてしまいました。
お餅って、汁吸いますよね
透き通ったお汁がどんどん白濁します。
どんどん蒸発して、みるみる辛そう
水を足して、蓋をしました。
蓋、鍋と合わずはみ出していて、どんどん周りがビチャビチャになります。
ので…蓋しても煮詰まります。
お餅、トロトロになりました。
器によそって、掻き込む副ちゃん。
「どう？」
「この味この味、完璧や。
一緒に作ったから美味しいわ。」
？
「ず、図々しくない？」
………
「ホンマや！俺、餅入れただけやった。」
まあ、私も対して手間かかって無いんですけど、一緒に作っては無いと思います。
ビローンって伸びるお餅。
「お餅噛まないの？」
「餅みたいなもん噛まへんわ。」
「死ぬで。
正月のお年寄りの死亡原因2位くらいやで。
副ちゃんの死亡原因決定やな。」
笑ってしまって食べられない副ちゃん。
「こんなに俺を笑かすの、cookieだけやで。」
笑ってもらって嬉しいし楽しい
副ちゃん、多分、お餅詰めて死にます。
2杯目突入、副ちゃん、
「今更やねんけど…
辛い…」
本当に今更。
もう食べ終わる頃よ
そして私のせいではありません…
多分…
お風呂を入れてくれて、先に入らせてくれました。
誘っても呼んでも入って来ないので、諦めて上がりました。
「こないだのビール一本残ってるで。」
「飲まん方がイビキましやと思うよ。」
「そんなんかまへん。
ゆっくりしといて、俺風呂入るわ。」
お言葉に甘えて、ビール頂きました。
お風呂に話しかけに行くと、副ちゃん、湯船の中で体を洗っていました
中々の衝撃映像
本当に面白い人です。
歯ブラシはこないだと同じ、青いやつでした。
チェッ
お風呂から上がって、2人で映画を見ていると、マッサージのオーダーが入ったので、小一時間ほど揉んであげました。
「cookie上手いわー。
マッサージ師にしてもらうより効くわ。」
「誉めて木に登らせる作戦やな。」
「いや、ホンマに上手いわ。」
「2万円頂きます。」
「思ってたより高かったわ。」
もう眠くて眠くて。
「もう終わって良い？
眠たくなっちゃった。」
「おう、ありがとうありがとう。
寝よし寝よし。」
眠ってしまいました。
しなくても眠らせてくれるんだぁって普通なのかな？
「さ、寒い。
近う寄れ近う寄れ。」
長い手足の、大きな副ちゃんにすっぽり包まれて、幸せな気持ちになりました。
副ちゃんの家、ガラス張りなのでとても寒いんです。
薄い布団と毛布、フワモコガウンで眠ると、とっても寒い。
副ちゃんも夜中に寒くて目が覚めたみたいです。
腕枕してもらってるうちは暖かかったのですが、背中向けられると、体格差から生じる隙間で寒くて寒くて。
副ちゃんの背中にひっつくと、私の背中が寒いし。
そんなこんなで朝になりました。
6時間くらい眠ったかしら？
Hしなくて良いのかしら？
起きて、ブログチェックして、iQOSを吸いました。
何か暖かいもの飲みたいけど、うるさくしちゃいけないし。
服に着替えて買いに行く事にしました。
近くに何にも有りません。
と…やっていないと思っていた、ボロボロの喫茶店の電気が点いています。
見ると営業中。
ドキドキしながら入りました。