島人さん、明後日誕生日なんですよね。

多分私が五万円返さなくて良いって言った時に、クリスマスと誕生日の分って言ったの忘れてると思います。

お祝いしてあげたい。

ケーキ作って、プレゼントあげたい🎁。

プレゼントは用意しました。

誕生日に会えるのか…

考えてたら寂しくなってしまって。

電話してしまいました。

島人さんが出なくなる時間に。

出ないな。

もう島人さんがHしたい時しか連絡取れないんだって。

寂しくなって、いつもの友達に電話しても出てくれなくて。

沢山の人に、デブになりましたよー!ってLINEして、深酒して眠る事にしました。




ブラックアウトした瞬間。



島人さんから電話。

無視したらLINE。

「電話気付かなかった」

いつから気付いて無いんだよ!

と、思いつつ…

コールバックしてしまいました。

誕生日の予定を聞くと、ひとみさんと食事に行くらしいです。

「もう、そっちの方が好きなんやったらちゃんと言って」

「そう思ったら諦められるんやったらそうしとく」

ズルくない?

諦められるって何の事?

「別れる気無いんやったらそう言って。」

「だから、俺に無碍にできへん事情があるねんって。

そやから待ってって言ってるのに待たれへんねんやろ?

順番飛び越えてくるやん。」

「事情って何よ。

順番って何よ。」

「言わへん。

それは最初から言わんって言うてるやろ。」

「お金もらってるの?」

「金絡みじゃ無いわ。」

「ひとみちゃんのポーチどこ隠したん?」

「それも持って帰らしたって。

別れる方向にしか向かってないって言ってるのに、分かってくれへんやん。」

「もう3ヶ月経つねんで。

充分待ってると思う。」

「うん。

分かってる、もう限界なんやろ?」

「私の事が好きなんやったらそう言って」

「それは言われへん。」

「ひとみちゃんの方が好きなんやったらそう言って」

「それは言われへん」

「私の物、何にも捨ててないやん。

全部置いてるやん。

私の事好きなんやん。」

「お前、本気で家探ししてるな。」

もう、駄々泣きしてしまいました。

諦められるんか?とか、優先順位とか。

本当に私を馬鹿にしてるんだなって感じました。

凄く傷付いてしまいました。


「もう寝るぞ、電話切るぞ」

寝たフリしました。

電話切れました。

泣いてしまって起きちゃった。







こんなに落ち込んだ時は、副ちゃんだ!

副ちゃんに電話してみました。

出てくれました。

「もうグレて太ってるで。」

「どれくらい太ってるん?」

「樽くらい。」

「転がそうか?」

「うん、その方が早いわ。」

「それは酷い扱いやな。」

私、泣いてたんです、この時もまだ。

島人さんに振られて、副ちゃんの声聞いてホッとして。

この人は私を傷付けない人って。

酷いこと言われないって。

「なんで泣いてるんや、なんかあったんか?」

「泣いてねーし、副ちゃん連絡くれなかったから、グレて太ってるだけやし。

初詣行った?」

「なんで年明けたからって神社行くねん。

俺の毎日は何も変わってないで。

年越しの瞬間も俺、店の電球換えとったわ。
白から赤に。」

「どこの?それなんか変わるん?」

「年末から貸し切り続きで、ヤバイ人らの時に、赤から白に換えとってん、見やすいように。

そしたら年越しの時にオーナーから電話や。

ダンスフロアの端の、どうでもええとこ。」

どうでも良い所を、ちゃんと換えちゃう所が、副ちゃんの良い所だと思います。

真面目なんです。

一番の働き者だし。

「初詣行ってないんやったら一緒にお初天神行こうよ。」

「なんでやねん、行きたくないし、なんでcookieちゃんは行きたいねん。」

「いや、私は年中神社行ってるで、日頃の行いの精算に。」

「それやったら、亀甲縛りした方が清算出来るんちゃう?」

なんで?縛れんの?副ちゃん。

「なんでやねん!縛れるんかよ!」

「いや、縛れはせんねんけどな、なんで亀甲縛り出てくんねん!」

シバレハセンノカヨねーねーねー

「お雑煮は食べたん?」

「せや!それでcookieちゃんに電話しようと思っててん。

どうやって作るん?」

「いや、雑煮は何味なん?」

「雑煮って選べるの?」

「お澄ましとか、白味噌とかあるやん。

ウチは1日澄ましで2日から白味噌やった」

「おお!澄まし澄まし。

どうやって作るん?」

「前の日の夜に、昆布といりこを入れてな、沸騰直前で昆布取って、カツオ入れるんや。

んで煮たったら濾して…

って、前やったらしててんけど、最近はパック出汁にしてる。」

「なんやパック出汁って?」

「なんかあご出汁パックってのが有って、それ使ってるねん。

要はうどん出汁の感じやろ?」

「せやせや。」

「薄口醤油は有るん?」

「薄口醤油って何や?」

「分かった、それはええわ。

具何入れるん?」

「鰹節や。」

「ん?鰹節だけなん?

なんかあるやろ?」

ウチの実家のお澄まし雑煮には、ブリとホウレンソウ入ってました。

落とし卵に豆腐にかまぼこも。

それを伝えると

「ちゃんとした家やってんな。

ウチは…ホウレンソウやな。」

「鰹節とホウレンソウだけで良いの?」

「そのハズや。」

「分かった。

それで良いねんな。

餅は何個食うんや?」

「餅は6個やな。」

「6個も食べるの?

ホンマやな?」

「まあ、なんせ顔が見たいわ。」

こういう所!

めっちゃ笑いながらも、こういう所!

声聞いただけで元気になります。

「私も会いたい。」

「明日用事あるから、それ以外やったらええよ。」

「じゃあ、明後日行くね。

歯ブラシ無いやろ?」

「あるっちゅうねん!」

「今度はどんな歯ブラシか楽しみにしとくわ。」

爆笑しながら電話切りました。

他の人では有り得ない爆笑。

やっぱりたまには副ちゃんに元気貰いたいえーんえーんえーん