いつもの友達と前日話していたんです。
「私分かってん。」
「あんたは毎日分かった分かったって、全然分かってないやん。」
「やっぱり私、イケメンが好きやねん。
だからヤモメさん無理やねん。」
「ええー!私は今までcookieの相手見た中で、ヤモメさんが一番カッコイイと思うけどな。」
「ええー!島人さんやろー。」
「なんか、目!鼻!口!って感じでもなく、優しそうな感じやん。
穏やかそうな。」
「いやあ…カッコ良くは無い気がする。
その辺の人よりは良いと思うけど、やっぱり私の好きな顔では無いねん。
強面好きやん?私。」
「まぁ、パパも顔濃かったもんな。」
「うん。
あの顔が怒ってないって分かるまで3年かかったからな。」
○ちゃん。
どんな顔もあれだけ大きいと、カッコ良くは無い。
私、一緒に買い物行った時、カッコイイアウター買ったよね?
何?そのフェイクレザーのモコモコジャンパーは。
クリスマスデートだから、おめかしして来たじゃん、私。
貴方は私のお付きの人か?
なんだその顔のデカさは。
服が悪いんじゃ無いかしら?
会って5分で色々なことが頭をくるくる。
私はケーキとプレゼントで大きな紙袋を持っていました。
「持つよ。」
「まだヤモメさんのじゃないからいい。
まだあげるって決めてない。
ケーキ、邪魔やから要らんかったんやろ?」
「なんで!息子と楽しみやなって言うてたのに。」
「息子?持って帰る気?」
「うん、持って帰るよ…」
マジか?
クリスマスケーキよ?
一緒に食べようと思ってたのに。
今日のケーキ、見た目は悪いけど、めっちゃ楽しみにしてたのに。
あー。
それでどうしようって言ってたんだ。
泊まるなら翌日持って帰るって事だよね?みたいな。
ソンナワケナイダロー
会ってから五分。
さらに五分でもっと嫌になりました。
私の言葉が足りなかった?
いや、普通お泊まりだと思うじゃない?
なんで成人した息子ちゃんとおじさんの二人家庭のクリスマスケーキを、私が用意するのよ?
ソンナワケナイダロー
「あー、持って帰って息子ちゃんと食べるつもりやったんや。」
「ごめん🙏
クリスマスにケーキ食べる習慣が無かったから、昨日もなんでcookieちゃん、ケーキ作るんやろ?って思ってた。
こないだ誕生日ケーキくれたから、誰かの誕生日なんかと思ったくらい。」
「お泊まりするのかな?と思って、二人で食べようと思って、小さいケーキ作って来たのに。
あげるんやったら大きいケーキ作ったよ。
何気に今日のケーキ楽しみやったのに。
今日はご飯食べたら帰ろうね。」
「ええー⁉︎嫌や。
今日は一緒に過ごす。」
「なんでよ、息子ちゃん楽しみにしてくれてるんやろ?
持って帰ってよ。
そんなん裏切られへんわ。」
大人とはいえ、楽しみにしてくれている子供ちゃんの期待は無視出来ませんでした。
それに、余りの察しの悪さに嫌気が差したんです。
お泊まりを断る理由が出来たのもホッとしました。
グランフロントのツリーを見に行きました。
街も綺麗にライトアップされていて、クリスマス気分になれました。
やたらクリスマスデートとか言ってくれてたから、お食事、予約でもしてくれているのかと思ったらそうでも無く。
何のプランも無く。
ただただ、お泊まりする事だけ決めてたんだなってガッカリ。
お食事するところも、私に決めてって。
食べたい物食べようって。
懐事情も分からないし、いつも割り勘ではないので、遠慮してしまいます。
グランフロント、高そうなお店ばっかりだし。
お好み焼き?
「あ、中華街行こうって言ってたよね?
中華食べたいの?」
「いや、クリスマスやから洋食にしよう。」
洋食…
洋食屋なのかフレンチなのかイタリアンなのか?
もう!決めてけれ〜
なんなら帰っても構わないぞーーーーー
もう嫌だ。
取り敢えず北館は高そう(前に元夫と来た時、適当に入ったら2人で4万近くなって怒られました)なので、南館に移動しました。
「cookieちゃんが誰とも行った事ないお店が良い。
誰とも行った事ない店が分からへんし、食べたいものも分からへんから決めてって言うてるねん。」
おい!
めちゃくちゃ言ってない?
行った事ない店なんて、味も金額も分からないのに、荷が重過ぎます。
変なとこで独占欲出してんじゃねー!
ますますテンション下がります。
取り敢えず南館へ移動。
店とメニュー見て決めよう
これで嫌になるの、私だけなのかな?