島人さんの家に着くまでに、2度ほど島人さんから着信がありました。

もう、ちょっと待っててねーねーねー


島人さんの家に着き、インターフォンを鳴らすと、裸にガウンの島人さんが、シコシコしながら立っていました。

立派な変態。

「凄い変態やで。」

「早く!見せて!パンツ履いてないやろうな。」

悩んだ挙句、ノーパンでした。

玄関で脱がされそうなのですが、私はこの日、スケスケのテディセットの上に、ニットのセットアップという、中々にややこしい格好なので、リビングまで逃げました。

「早く脱いで!」

「こんな時間に呼びつけて、デリヘル扱いやな。」

「誰がデリヘルやねん!」

速攻で始まりました。

島人さんのしたい様に言う事を聞いて、一通り落ち着くと、ベッドに移動しました。

いつもの体勢になりました。

「どこで遊んでててん。」

「遊んでないよ。」

「朝の電話何やってん。」

星王さんとの夜を説明しました。

「私の貞操、八万円やで、高いやろ?」

「それは高いな。」

他の男は?他は?って聞かれるので、くまさんとコンシェルジュさん以外の情報開示しました。

ヤモメさんとのデートから、ディスコに行った日の話をして、ヤモメさんが良い人だと言いました。

「なんでその男のエエ人アピールすんねん。」

「だってめっちゃ優しくない?

ライダースの上から青タン出来るほど噛まれたのに、好きって言ってくれるねんで。

私のお酒での迷惑なんて、島人さんには全然掛けてない方やで。」

「俺からしたら、頭悪いんかな?って思う。

お前の酒好きは不安でしかない。」

副ちゃんの話をしながら、笑いが止まらない私。

爆笑すると、Hしてられなくなります。

「楽しそうやな。

俺が思ってた以上に遊んでるな。

支配人と寝た以上、より戻したらそこへは行かさへんで。」

「なんでやねん、ディスコではしてないわ!」

「お前、今の自由な生活が良くなって来てないか?

俺とより戻す気無くなってるやろ?」

「息子が家出してグレててん。

島人さんがデートしてる週末、娘が居なかったら、家に居られへんかってん。

1人で泣いとけってか?」

「だから何にも言う資格ないから、黙って聞いてるやんけ。」

「金、土、日の男が必要やってんもん。」

「12月の何週目からかは、俺のとこに金土日通って来いや。」
 
はい、弄ばれ確定。

「彼女と別れる気無いやろ?」

「この土曜日もコレ(おティンティンにはめるリング)付けてみたら、めっちゃ引かれて喧嘩や。

やっぱり俺な、お前じゃ無いと満足出来へんねん。

お前もそうやろ?

それだけ遊んで、俺のが一番合うやろ?

俺とのセックス覚えてしもたんやから。

バイアグラ買ったから、1週間ほどで届くから、楽しみにしとけな。」

当然、先に彼女に使うんだろうな。

「彼女と仲良くしようとして頑張ってるやん。」

「あんたが怒らせるからやん。

もう、より戻らへんねんやったら、こっちと仲良くしようかなって思ったんや。

でも無理やった。」

なんか、益々不倫してる既婚男性の甘言に聞こえます。

「こんなに仲良いチンコとマンコ無いで。

ここ(胸を叩く)と、チンコを考えると、やっぱりあんたしか居ないって思うねん。」

「ん?胸毛?好きやで。

剃れって言われたん?」

「分かってるやろ!心や!」

ちゃんと言わせました。

「でも別れられへんねんやろ?

彼女と付き合いながら、月一で私とHしたいのが本音なんじゃ無いの?」

「それは無理や!」

「私が遊び過ぎてるから?」

「おう、聞いててイライラするわ。

ヤモメさんと3Pしよか?

そいつ俺らのセックス見たら泣きよんで。」

何の自信なんでしょう?

「楽しそうに聞いてくれてるから、嬉しいんかと思った。」

私は自分の口からスルスルと違う男の話が出る事で、自分の割り切った気持ちを感じていました。

なんか気が楽になっちゃって。

「なんかさ、島人さんとヤモメさんって続いた事で、麻痺しててんけど、副ちゃんとか早いから、Google先生に聞いてん。

普通はどう?って。

そしたら1時間やねんて!挿入平均は五分やねんて。

私、それじゃイケないなって。

副ちゃん、早いと思ってたけど、平均よりは長いみたい。」

「1時間?五分?それじゃお前はイカへんな。

俺も、他の女とする時は、普通はどんなんやっていつも考えてる。

だから無理になって来るねん。

俺こんなやから、イかれへん時多いねん。」

「彼女は島人さんのどこが好きなんやろうなぁ」

「しみじみ言うな。」

島人さんとのセックスが嫌いなら、本当にどこが好きなのか、サッパリ分かりません。

私ももう勃たない島人さんのどこが好きなのか分からない。

本気で教えて欲しいえーんえーんえーん



彼女に対して島人さんは男妾なだけで、私の方を好きなんだと、友達とのチェーン妄想で、思い込んでいました。

だって、私にとって既に彼女は可哀想な人になってしまってるから。

私を抱いてる男が、違う女を抱いて、お前とのHが最高だなんて言うなんて、私には耐えられない。

私を抱いて満足しない男なんて要らない。

お前の方が性格が良い(都合が良い)なんて、私にとっては褒め言葉でもなんでもありません。

おまけに

「全部全部、何もかもさらけ出せるのはお前だけ」

って言ってくれているのだから、それで良い。

貢げないし、私。

夜中の3時になり、眠くてたまらなくなった私。

なんだか話に夢中になってしまって、

「もうお前、満足してもうたんやろ?」

って果ててくれました。

その後も話していて、4時半頃眠りました。

とても久しぶりに、私の頭をヘッドロックして眠る島人さん。

今日は愛されてる気がしました。



一時間後、島人さんは起きてお風呂に入り、私を寝かせておいてくれました。


出勤時刻になり、

「鍵な、これが下の鍵やから、こっち掛けて帰ってな。

予定ないんやったら、夜までいててくれて良いよ。」

「今日は車屋さんに行かないとあかん。」

「そっか、間に合うんやったら、寝れるうちは寝とき」

優しくキスしてくれて、島人さん、出勤しました。

二本とも渡したと言うことは、持って帰れって事かな?