食事を終え、美術館に行きました。
ミュシャは素敵
本当にセンスに溢れた人だったんだなぁと感心しながら、うっとりと見ていました。
ゆっくり見て回り…
今朝の事も忘れ…
るはずもなく、胃がムカムカしてきました。
担々麺に辣油を入れ過ぎたからかな?
瓶の3分の1は入れてしまいました。
なんか泣きたくなってしまいます。
もう帰りたい。
小さな美術館を出て、島人さんのお家へ帰りました。
「眠た〜。
昼寝しよう。」
島人さんとベッドへ入り、ゴロゴロしていると、ぎゅー!って。
「お前だけや。」
って何度も言いながら、私の頭をヨシヨシして寝かしつけてくれます。
私を寝かしつけながら、島人さん、寝てしまいました。
私は寝れねー。
島人さんの家に料理を持ってくる時に入れて来た、鍋とタッパを回収して、諦めて良いものだけにして、帰り支度を整えました。
最後にキスして帰ろうと、島人さんに近付くと、またもや捕まります。
私はヒゲで愛撫されるのが好きで、私が来る時はヒゲを剃らないでもらっています。
首から始まり、二の腕、耳周り…
ヒゲで擦られると、全身の力が抜けます。
背中まで来た時には…
全身鳥肌で、電気が走ったみたいになります。
私のスイッチはON。
という事で…
島人さんを大きくして、IN。
5分ほどで島人さん、イってしまいました。
立派に早漏…
だめって言ったのに。
イッちゃやだって言ったのに。
肝心な時に私の身体に刻みつけてはくれないんだな。
「立派な早漏やな。」
「!!そっかそっか、俺は早漏やな。
これからもずっと早漏を目指すからな。」
「昨日からおかしい。
いつもと全然違う。
何ヶ月も連絡取ってない人から急に連絡来て、断ってるのに家まで来るなんて、その人イかれてるやん。
行動がそれだけおかしくなるなんて、それなりのお付き合いやったんじゃないの?
ひょっとして、私が浮気相手なん?」
「いつも通りやし。
おかしな行動になんてなってないし。
俺にもあの人の考えてる事は分からんし。」
「なんでオドオド逃げ回らないとあかんのよ。」
「逃げ回ってる訳ちゃうよ。
こないだ花火大会行ってな、凄く楽しかったから、もっと一緒に出かけたくなったんやん。
早いのは、疲れてるねん。
週の半ばに血尿と血便出てん。
あんたが浮気相手な訳無いやん。
鍵も渡してるし。
もうちゃんと話ししたから、二度と来ないやろ。」
ん?
なんか落ち込んでる?
「週の半ばって、花火大会やん。
行ったらあかんかったやん。
断ってくれて良かったのに…
どんな話になったんよ。
彼女が聞いて欲しかった話って何よ。」
「もう家の中に女が居るっていうのは分かったみたいやから、好きな人出来て、一緒に暮らしてるって。
付き合うのは無理やってちゃんと言うた。」
嘘ついた。
一緒に暮らしてなんていません。
「一緒に暮らしてた彼女って、前の前になるねんね。
その人とは、なんで別れたん?
また短気起こして別れたの?」
「あの人と別れたのは、こんな人じゃなかったからや!」
と、私の顔を両手で挟みます。
こんな人とも先月、短気を起こして別れてるじゃん。
納得行くか!
「ちゃんと話してよ。
全然納得出来へん。
先月別れた間に付き合ってたんじゃないの?」
「あんな一瞬で女なんて出来へんわ!
ホンマに今更やし、なんでなんか俺にも分からん。」
グルルルルルルー!
「先月の時みたいに振られたんやったら、その人も可哀想。」
「違う違う。
あの人は俺には合わんかってん。
何もしてくれないし、セックスも嫌いやし、上から目線やし。
なんで俺と付き合ってるのかが不思議なくらい。
全く合わんかった。
エスコートされるのが好きで、なんでも俺任せ。
お互いに大事にしてるとかされてるとか、そんな事思えんかった。」
「私の事は大事にしてくれてるように思ってるよ。」
「ironcookieちゃんも、俺の事大事にしてくれてると思ってるよ。
家の事もしてくれてるし、本当に、会ってない間も、ironcookieちゃんの事を考えたら頑張れるねん。」
「本当かな?」
「ホンマやって!
鍵渡したんもironcookieちゃんだけやで。」
「一緒に暮らしてた彼女にも渡してないの?」
「それは…そんな訳ないやろ?」
「また嘘吐いたな」
「ほんっとに…」
と納得いかないまま、話は終了してしまいました。
「全然納得してないからな!」
「もうしつこいなぁ…
俺は本当の事言ってるし、お前だけやから。」
そう言えば、私の前に付き合ってた人、別れるの大変やったって言ってた気がします。
その時は、一緒に暮らしてたんだから、別れるの大変だろうなって、何言ってんの?って思ってたけど…
違う人だったのね。
今回も家の前で相当長い時間話してたので、追い返すの大変だったのかな?
私、騙されてます?