柄にもないですが…
最近、悶々としているのを書かせてもらいます。今更感もありますが9月9日に発表された澤村投手の件です。トレーナーの鍼施術によるミスで長胸神経を損傷し前鋸筋機能障害になってしまったという報道。この件で鍼施術を受けたくないという方は、幸い来ていただいている患者さんの中にはいませんが、質問があったので少なからず影響があるのかなと感じています。疑問に思ったことが2つ。2月25日に右肩に違和感を覚え、27日に鍼施術を受けたとあります。その後も長期間症状が「改善しなかった」為、球団が調査に乗り出しドクターの見解が「鍼施術によって長胸神経を損傷させ前鋸筋機能障害となった可能性が考えられる」との事でした。施術を受けて「改善しなかった」とは書いてありましたが、私が見た限り「悪くなった」とはどのサイトの記事を読んでも書いてありません。「改善しなかった」は「変わらなかった」と読み取れます。施術後に「悪くなった」のなら、ドクターに見解を求めなくても何が原因かわかります(どうやれば神経損傷させるぐらいの鍼施術ができるのか疑問ですが)。それなら、違和感を訴えた25日、もしくはそれ以前の事をクローズアップしなければいけないと思うのですが。。。そしてもう一つ3月4日のオープン戦に初登板しています。違和感を訴えた1週間後です。その時、澤村投手は「危険球」で退場となりました。この時の球速145km/hです。澤村投手は150km/h前後の速球とフォークボールで抑えるピッチャーですが、3月上旬の初登板となれば145km/hの球速はMaxに近いストレートだったと考えられます。しっかり投げていると思うんです(この時のスピードガンが正確であればの話ですが)。はたして前鋸筋機能障害が起こっているコンディションで145km/hのストレートが投げられるのでしょうか?記事には「春先から慎重に調査を…」と書いているのもありました。しかし、その時点でわかっていたならば治療に専念するはずです。春先って3~5月あたりでしょうか!?軽度であれば2~3か月で回復するそうなので、6~8月には復帰となるでしょう。9月に1度1軍に昇格しているので時期的に合っています。が!?そうであれば、記事に澤村投手の名誉のために発表に踏み切ったと書いてありましたが、春先にわかった時点で「原因は究明中だが、外的要因で長胸神経麻痺が起こり治療・リハビリに3か月ほどを考えており、復帰は〇〇を目安に考えています」と発表するのが普通では!?そうなると本当に春先にわかっていたのか…機能障害が重ければ投げられないと思います。バイオメカニクスにそれ程詳しくありませんが、肩甲骨の支持機能としては「僧帽筋」「菱形筋」「前鋸筋」「肩甲挙筋」が主な筋肉となります。その一部がまともに動かないんじゃ、怖くて投げられないと思うんです。それがシーズンとあまり変わらない145km/hですよ!?長胸神経が断裂している場合、通常であればおよそ半年で回復するそうです。2月下旬に断裂したのであれば今ぐらいに復帰となります。そこから身体を作り上げていかなければいけないはずなので9月に1軍昇格なんて考えられないです。そもそも春先にわかっていたのなら「彼の名誉のために」これも3月時点で発表しているでしょう。そうすると予想ですけど、この調査結果って最近分かった事なんじゃないですか?「長胸神経麻痺じゃん!?」「じゃあ、断裂していたとしたら自然治癒で半年ぐらいかかるから、逆算すると2月か3月辺りで、澤村君何かした?」「鍼したんだ。もしかしたら、それかもね~!?」というような安易な感じで受傷原因の結論を出されたのかなと(悪意を持った回想シーンです)。3人の権威あるドクターが「長胸神経麻痺」と診断したのは間違いないと思います。しかし「2月27日の鍼施術によって長胸神経を損傷させ前鋸筋機能障害が起こった」と診断するには根拠が乏しいんですよね。この疑問を全て解消できたらな~