「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択、見て参りました。
序盤では話でしか出てこなかった内惑星戦争や火星沖会戦が初めて映像化されてました。ガミラス艦を圧倒するショックカノンが初めて使われたのは火星沖会戦でのことで、地球のエンジンでは連射することはできず多大な犠牲を出しながらのそこだけでも十分満足のいく内容ですが、話は2199の回想へ進み、ヤマトと破動砲を真田さんが振り返っていきます。破動砲というと古代が頑なに射つのをためらっていた記憶が新しいかと思いますが、ヤマトが初めて破動砲を射ったとき、その破壊力のあまり浮遊大陸ごと消滅させてしまったことに異を唱えたのは真田さんでした。破動砲を作ったのも真田さんです。作ってしまった本人の破動砲への思いもまた、古代に劣るものではないというのを改めて感じました。
イスカンダルでは、破動砲を作ったヤマトに対し、スターシアは不信感を抱きます。波動エンジンは圧倒的な出力を生み出し、そのエネルギーにより連射可能になったショックカノンはガミラスの船を圧倒します。さらに波動エンジンを直接武器として使用する破動砲は、惑星レベルの破壊をもたらす兵器となります。そのためスターシアは波動エンジンそのものを独占することでその惨劇を回避してきました。地球人類を滅亡から救いたいという思いと、破動砲を二度と作り出してはいけないという葛藤の中、地球人類を信じてスターシアは波動エンジンを託したのです。そして沖田艦長はその思いに答えるべく、二度と破動砲を使わないと約束し、スターシアは地球人類を再び信じてコスモリバースシステムを譲りました。真田さんのように破動砲を作ってしまった人は、イスカンダルにもいたわけです。
話は進み2202年、スターシアの思いは届かず、皮肉にもコスモリバースシステムによって発生した時間断層にて、大量の破動砲搭載艦が造船されることになりました。地球人類はもちろんよかれと思いやっていますが、またこれも皮肉なことにこの破動砲によってガトランティスに目をつけられ、さらには時間断層の存在も推察され、地球は狙われることになります。約束を守らずに泥沼の戦争に突き進んでいくのを見ていることしかできない真田さんや古代の無念も、また絶滅の危機を経験した人の力を求める気持ちも、2199から繋げてみていくとよくわかります。
そしてこの話では、次に繋がる新たな問題が明らかになります。ガミラス星はそろそろ滅び、新たな移住先がガミラスには必要と言うことです。なんとなくヤマト3の第二の地球に似た設定です。この問題がどう解決されるのか、2205に期待が膨らみます。