2019年公開の中国映画
「少年の君」
チェン・ニェンは進学校に通う、
優等生の高校3年生。
1ヶ月後に行われる、全国統一試験は3年生にとっては大学進学の為に最も重要であり、
チェン・ニェンにとっても
それは例外ではなく
人生において大きな分岐点である。
一方、シャオベイは不良グループの一員で
生きるために犯罪に手を染めその日を過ごし
ている。
一見して交わる事がない二人の人生だが、
何が起こるか分からないのがまた人生。
一度交差した二人の時間は密度を増す。
ここまでだけの内容なら、よくある優等生と不良の恋愛物語って展開が予想できるが、
この作品は恋愛物語ではなく、学歴社会が
巻き起こしている熾烈な競争や、いじめ(もう犯罪レベル)、格差社会など決して中国だけの問題だけではなく、日本でも日常に起こっている状況が描かれており、怒り、悲しみそして不安を感じさせられる内容である。
その中でチェンとシャオベイの
関係は単純な恋愛感情や惹かれあうって感じ
ではなく、二人にしか解りあえない次元の繋がりが描かれている。
その繋がりゆえの苦しみも。
現代社会が抱える問題との対比から
二人の関係が
ある意味より純粋で深いものになっている。
見終わったら余韻に浸れる
時間をいつもより長く確保してから
ぜひこの作品を観て下さい




