自分を卑下して語る事は、日本人の美徳かもしれません。
「いえいえ、私なんて 落ちこぼれでダメです![]()
」
「いえいえ、私が悪いんです」
「いいですよ。私が片付けておきますから
」
「すみません。私が先に気付けばよかったのに」
「私が対応すればよかったのに、お手数をおかけして申し訳ありませんでした」
自分に非がない時でも、職場の人間関係を丸く収めたい気持ちから、私はいつもこんな言葉を発していました。
私としては、職場で一緒に働く人への礼儀と協調性のつもり。
自分がちょっとぐらいシンドイ思いをしても、人を尊重して助けていたら、自分が大変な時も人は助けてくれるものだって、信じていた。
でも、周りの人って、そうは思っていなかった。
「結局、あの仕事って、いろはさんがミスしてたんだ」
「ほら、また いろはさん、人に迷惑かけてるよ」
私が仕事を肩代わりした人は、自分のミスも何もかも含めて、自分は問題から手をひいて知らんぷり。
私が謙遜して言った言葉や、好意でやったことが、いつも自分の身に悪い結果となって降りかかってきていました。
そのうちに私は
「やっぱり私はダメな人間だ」
「誰ともうまくやれない」
「やっぱり何をやってもうまくいかない」
「どうせ失敗するのは目に見えている」
と自分に言い聞かせるようになってゆきました。
私達の口から出た言葉を一番最初に聞くのは誰ですか?
紛れもない私達自身、私達の二つの耳なのです。
耳は正直だから、聞いた言葉を素直に受け止めて、心に呪文をかけてしまいます。
そして、私達を導くのです。 聞いた通りのありのままの 不幸な現実へ…
。
私は毎日、毎日、自分の言葉で自分に呪いをかけていたんですね
。
「どうせ私なんかダメだ」を繰り返していると、ダメな自分が基準の毎日となる。
「お金ない!」という言葉ばかり口にすると、お金もドンドン逃げてゆく。
口から出た言葉は心のスイッチ。
同じスイッチを入れるなら、良いエネルギーのたっぷり入った言葉を意識して選びたいものですね。