棚、壁に様々な作品を展示中です
今日から来月30日まで、
池田町に会染窯をかまえる陶工・篠田明子さんの個展
篠田明子作陶展
~お気に入りと日常を慈しむ~
を開催いたします。
篠田さんは人間国宝の近藤悠三を祖父に、
長野県芸術文化功労者の篠田義一さんを父にもち
家伝の陶技を継承された
生粋の陶工です
ちょっと実物と色合いが異なりますが、葡萄文様の額皿をはじめ
染付の絵柄も楽しめます。
下は蛍袋をモチーフにした一枚。
いろはなの庭にも咲いているちょっと珍しい植物です。
白い胎土に呉須の藍青というシンプルな作風。
ここが基本になっているのは、
さすがに呉須三昧といわれた近藤悠三の後継者ですね。
小壺も呉須三昧です
闊達雄渾な近藤さんの筆に比べると、
一味違ったきっちり感があります。
葡萄額皿では濃染が施されていますが、
すっきりと線描きの効果を生かしてまとめられています。
近藤さんにはもっと全体に塗りたがるような
傾向がありますが…。
全体に胎土の白が生かされたスタイリッシュな面も。
手触りにも素晴らしいものがあります。
自然のモチーフを探して歩き回ったという
エピソードのある近藤悠三ですが、
篠田さんの作品にもさまざまな植物が描かれています。
手に取って楽しんでみて下さい
上はかわいい陶器の猫たち。
さすがにこれは近藤さんもやらなかったにちがいない
小さな作品ですが、一つ一つ丹念に作り込まれています。
実用を離れた陶器の楽しみですね。
展示は7月30日まで。
毎週火曜と7月5日(水)は休館となります。
入場無料。
この機会にぜひお訪ね下さい